昨日ロックレリアのエサルケアナをアップロードしたところ、多くの訪問を頂きました。
きょうは調子に乗って、その自生地を勉強します。
ロックレリアの故郷はその8割がミナスジョライス州。
写真はその風景です。
(ネット検索で見た写真を掲載しています。商業目的ほか悪意はないことを条件に ご了解いただければ幸いです。 )
果てしなく広がる高原地帯。大きな樹木は無く遠くには山脈が連なっています。
ミナスジョライス州は、ケッペンの気候区分によると、熱帯サバンナ気候に分類されます。
サバンナと言えば、アフリカのライオンやシマ馬、キリンのいる草原風景を連想しますが、ブラジルにはいません。
でも、雨季と乾季が明確に分かれているのは同じです。
日本でも夏は雨が多く、冬は少なく空気が乾燥しますが、その差がもっと極端なようです。日本の四季のような「うつろい}
は無く、春と秋がなく夏と冬が短期間に入れ替わる。そんな感じです。
このことは、夏と冬の水の与え方にヒントになります。
日本では「秋になり気温が低下するとともに水やりも徐々に減らす」となりますが、自生地の環境から考えると、秋はもっと減らすべきかもしれません。逆に春はもっと積極的に。
次は気温です。ミナスジョライス州の州都はベロホリゾンテ。ベロホリゾンテは大西洋から300km内陸に入った内陸都市で標高は800mと言われます。
そのデータがあります。
夏は夜間18℃~昼の最高気温30℃。 ここ数日の日本の暑さを考えるとまるで軽井沢!
冬は夜間13℃~昼の最高気温19℃。 まるで沖縄!
ロックレリアの自生地は、標高1500m前後と言われますから、ここから4℃くらい更に4℃くらい低くなりますね。
夏はクーラーが無いと無理、逆に冬は無加温でOKという事がお分かりでしょう。
ミナスジョイス州はブラジルの南西部。面積は日本の1.5倍、(しかも人口はわずか2000万人。)
ポルトガル語 で宝石の鉱山 。二枚目の写真でお分かりのように、一皮めくれば赤土が剥き出す、セラードと呼ばれる不毛の大地。
そんなところにロックレリアは住んでいます。
知れば知るほど、難しくて手が出ないと思いますが、知らなくて何とかなるのもこの世界かもしれません。
私自身も当初は、こんな資料なしに育ててきました。
不思議と育つんですよね。
やってみる事、、、でしょうか