中学受験のために必要な基礎能力を考えたときに下の4つは間違いなく重要。どんどん進むカリキュラムはこなさないといけないが、それと同じくらい基礎能力を高めることが不可欠。
記憶力
高ければ圧倒的に有利。ただ地頭と呼ばれている能力の1つで訓練でどうこうするのは難しい。記憶しやすい勉強法を見つけて、持って生まれた記憶力を最大限に活かすのが重要。
暗算力
これがないと時間内にテストを完了するのが難しい。でももっと重要なのは計算が遅いと算数の本質の理解がはかどらないことと演習の量を増やせないこと。
暗算力は訓練で簡単に伸ばせる。まずは20, 18, 16…や20, 17, 14…というような、2個飛ばしや3個飛ばしで数字をカウントする遊びで数の間隔が感覚的に分かるようにした後に百ます計算や山本塾ドリルに入ると簡単に上達する。
語彙力
大人が想像する以上に小学生の語彙力は圧倒的に少ない。語彙力が低いと国語の読解が不可能になる。抽象的な事象を考える能力とも関係している気がする。
コツコツやれば確実に語彙力は増える。無理に覚えようとするよりも速読英単語のように例文を高速で音読することで自然に覚えるような方法が効果的。勉強で一度学んだ語彙は、その後日常生活でその語彙に出会うことで本物になる。早めに勉強しておくとよさそう。
理解力
高ければ圧倒的に有利。地頭と思われがちだが暗算力や語彙力を強化することで理解力はかなり上がる。もちろん本人の地頭キャップはあるが、暗算力や語彙力強化で限界ギリギリまで理解力を上げるのが重要。