5.『「心」を「亡」くすと書いて忙しい』 | 雲ひとつない青空へ 

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しがらみや矛盾のない世界にするためには、きっとしがらみの中で闘う人が必要で。で、あるならば、世界の抱えた最後のしがらみに、私たちはなりたいのです。

こんにちは。
ブログを毎日書き始めてから生活リズムがよくなりつつありますたろーです。



今日で新宿に引っ越して人と会い続ける日々を始めてから
なんと1年もの月日が経ちます。

昨年の3月16日、今の家に引っ越してきました。

そして、今ここはオフィスになっていて。



そして、そろそろ移転することになったのですが。笑



メンバーが増え、より広いオフィスに移動します。
また、この話は後日詳しく!笑



じゃあ今のオフィス(元家)はどうするのか、と言うと
家に戻すことにしました。

オフィスの近くに住んで、
そしてしっかりとベッドを置くことが望ましいと思われます!笑

ちゃんと寝よう!と!笑






今の家で本当にたくさんの人たちと出逢いましたし、
本当にたくさんの素敵な時間を過ごしました。

団体のミーティングも毎回うちでした。

1日に入れ替わり立ち替わり何人も話に来てくれて
数えきれないほど向き合って対話をした日々。

後輩を叱りつけなければならない辛い時間。

ひた隠しにしていた従兄弟の死によるショックを
相方さんの前で涙に変えて爆発させた日。

何時間も真面目な話からバカ話まで語り合った素敵な空間。



もうちょっと余韻に浸っていたい最後の1年、
学生生活の結晶なのでまだここからは動きません。笑





でも、そんなこんなで社会人なんですよ。

社長!経営者!スタートアップベンチャー!



また、一層気を引き締める意味も込めて。


今回のキーワードは、

『「心」を「亡」くすと書いて忙しい』



まあ、よく言う話でもあるのかもしれませんが
これはとても大事なキーワードである気がします。



僕は、この言葉をとある素敵な方にいただいて以来、
「お忙しい中ありがとうございます」という言葉を
使うことをやめました。



僕がもし、「忙しい」という言葉を使ったとすれば、
それはきっと、

皮肉か、

ジョークか、

口が滑った(笑)時でしょう!





@つづってみる



人と話すこと。



それは即ち、その人のお時間をいただくこと。





営業を初めてした時、そこまで僕の中で
こういった意識は生まれなかったのですが、
「特にメリットや目的がなくても人と対話する」という
その繰り返しの中で芽生えたものでした。



「何も目的がないのにお互いに時間を作ったからこそ
 絶対にお互いにとって有意義な時間にしたい」



もちろん、営業の時などもっとこういう意識を持つべきなのですが
僕にとってはこれによってやっとできた意識改革だったのです。

自分もたくさんの人に会えば会うほど
時間意識がしっかりと持つようになったわけで。

そして、その時に
「この人が僕にしてほしいことがあるとすればなんだろう?」
ということを第一に、
「この人と僕で一緒にやれることってなんだろう?」
「この人が僕にしてくれることって何かあるかな?」
ということを頭をフル回転させながら
人との対話の時間を持つようになりました。

そのためには、その人の背景や哲学を理解しなければいけないわけで。



「時間の最適化」とでも呼びましょうか。
そんなことを心がけていました。



そうすると、営業の時からのくせで言うわけです。

「お忙しいところお時間いただきまして
誠にありがとうございます」

多分、社会人としてはこれが言えれば合格です。



でも、そんな中、そのキーワードと
出逢うことになる日がやってきたのです。







日頃からお世話になっていたとある会社の社長さんが
僕にとある人を紹介してくれるとのことでした。

丸の内のビル群の並びで、初めてお会いしたその人は
にこにこ笑いながらも最初はあまり僕に興味もなさそうな
そんな素振りに見えたことを覚えています。



店に入り、ランチビュッフェをとりおわったあと
席に戻った時に、言ったんです。



「お忙しい中お時間いただきありがとうございます」



と、いつもの。笑





そこで、初めて言われた言葉に少しびっくりしました。





「いや、俺忙しくないからそういうこと言わないで。
 心亡くしてないから



「え」ってなりました。笑
そんなこと考えたこともなかったから。



でも、確かになるほどなーと思ったから言ったんです。



「あ、なるほどですね」



って。
そうすると、



「『なるほどですね』って言わない方がいいよ。
 なるほどっていう言い方は上からにも聞こえるしね」





と言われた僕はもう「そ、そうなんですね」というしか
なすすべがなかったわけなのですが。笑







出会いがしらというか、話し始めというか
そんな時にこんなこと言うのか!と思いつつ、
すごく筋は通ったことを言われている気がする・・・



それなりにしっかりとやっていると
叱っていただいたりすることも少なくて、
こういうことが逆に嬉しかったりするんですよね。

そして、その人は本当に本質的な方で、
理想の組織の話や、組み上げたい社会像の話を
する中で、歴史から学ぶポイントを突くお話を
たくさんしていただきました。



教育勅語や聖徳太子の話をしてくださる方は
なかなかいらっしゃらないものですから。






極めつけに、僕はその方に感銘を受けたので
手書きのお礼状を送ったわけなのです。



完璧に尊敬すべき人に久しぶりに出会った。
その想いを綴ったわけです。

これには文句のつけようもないぞ、
そんなことを少し考えながら。





そして、数日後、小包みが届きました。



中から出てきたのは一冊の本と、直筆の手紙。

そして、その本のタイトルは





君に成功を贈る







これから大海原への挑戦が始まる人間にとって
これ以上の完璧な対応をしてくれる人が
一体どこにいると言うのでしょう。



その日を境に、僕はメールの文章にも
「お忙しい中」を使うことを一切やめました。





「ご多用の中大変恐れ入りますが、
 引き続き、よろしくお願いいたします」





マナーを超えたその先の。

スキルでも、ノウハウでも、ない。



こだわり?

気遣い?



でも、「ご多用の中」と打つ僕のメール文には
マニュアルにはないストーリーがあるのです。







『「心」を「亡」くすと書いて忙しい』







あなたは、心を亡くしてはいませんか?



僕の心は今日も晴れやかです。







ブレない信念と、ゆるぎない自信のもとに。


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