今更ながら誕生日を祝ってもらった。
このメンバー同士で僕だけ誕生日に祝えなかったことに対し、だいぶ気を使わせたのだろう。それが結果二ヶ月遅れになってしまっても、皆の気持ちが嬉しかった。
終始開き直ったような態度でいたつもりが実は照れ臭く、いつにも増してアルコールを入れてしまったので真っ赤な顔で写真に写ってしまった。
僕はこの後輩たちが大好きだ。一緒にいるのがとても楽だ。いつもありがとう。
彼女は昼間からここに誘導するまで、この会合があることを隠し通したかったに違いないが、僕はすぐに悟ってしまっていた。
でも、嬉しかった。
うまく嘘がつけないながら無理矢理にも隠し通そうとしていた彼女の姿に可愛さを覚え、また少し、さらに好きになってしまったなとも思う。

