2年ぶりの帰省 | これからの私。

これからの私。

2022.8乳がん部分切除。
記録。

私の実家は、 高速で3時間半、300キロほど

離れている。


コロナ云々ではなく、母親との折り合いが

悪く、ここ最近は帰省していなかったけど

父親がパソコンを買い替えたら色々

不具合が出たらしく、ヘルプ要請が出た。


乳がんのことは手術、放射線治療が終わり

だいぶ経ってから電話で簡単に伝えただけで

顔も見せていなかったので、

久々に帰ってみた。


歳の割には2人とも元気だった。

まぁ子供が3人とも遠方に出て行って

しまったので、夫婦2人、子供に頼らず

健康でいようと努力しているらしい。

ありがたいにっこり


夜は3人で近所の居酒屋に行った生ビール

多分そんなことは初めてだった。

気にはなっていたようなので、

乳がんのことを話した。

子供が、親より先にがんになったなんて

親側からしたらあまり聞きたくないだろう

から、とりあえず簡単に。

医学は進歩してるし

何も心配いらないよと。

浸潤性のがんだったし、Ki値も高かったから

転移や再発には気をつけないと

いけないけど、そんなこと言っても

心配かけるだけなので

そういうのは黙っておいた。


ホルモン剤も飲んでるし、なんとも

なくはないけど

もう、すっかり平気だよと言ったら

父親がとても嬉しそうだった。

口には出さないけど

やっぱり心配かけてたんだなと思った。


母親は先に車で帰り、

父親と2人、30分ほど散歩しながら

歩いて帰った。

もう80歳。この先、2人でこんな風に

夜道を散歩したりすることはもしかしたら

ないかもしれないな、と思いながら、

昔遊んだ公園や神社を通り、

あーだこーだと昔話をしながら

帰った満月



いくつになっても子供は子供で

親は親なんだなと。当たり前だけど。


家に着くと、両親が大事に育ててる

月下美人が咲き始めていてとても

きれいだった。


いい夜だったにっこり



きっとこの先ずっと、2人で散歩したこと、

この花のむせかえるような匂いを

思い出すだろうなぁ。