『ディア・ファミリー』を観てきました🎬
東宝シネマズで映画を観られる方は(それが大多数なのかもしれないけど)、最近幕間に大泉洋が登場して宣伝していたので知っている人も多そう。
この映画は、最近出た『アトムの心臓』(清武英利原作)という本を映画化した作品らしく、
生まれながら心臓に難病を持つ娘・佳美(福本莉子)のため、人工心臓、そしてバルーンカテーテルの開発に奮闘した主人公・坪井宣政(大泉洋)の物語です。
映画は坪井夫妻がバルーンカテーテルの開発で受賞するところから始まりますが、受賞する2人はなにやら重たげな雰囲気。
なぜ、人工心臓ではないのか?
なぜ、記者の質問に対して言葉を詰まらせたのか?
と、一気に引き込んでくる構成でした。
そこからは過去に戻って、娘が難病を持っていることを知り、治療してくれる病院を日本全国片っ端から探し、ついには自ら人工心臓を開発することを決意し…とテンポよく物語が進んでいきます。
10年というタイムリミットを抱えた2人に対して、残酷にもすぐには変わらない現実の世界や、本当に優れた製品ができても様々なリスクや自らの立場を気にして使うことができない医療の制度など、向き合わなければならなかった困難がよく描かれていたなぁと思います。
あとは、舞台とかでよくある、少女時代から大人に変わる時に子役から俳優さんに変わる演出…。(伝わりましたでしょうか)あのシーンが好きでした。
途中、入院していた佳美の隣のベッドにいた少女が亡くなってしまいます。その子が「この靴を履いて学校までの登り坂を登るんだ」と話していた靴を佳美が履いて、不安気に学校の坂をのぼり始め、歩む靴にクローズがいき、高校の革靴に変わり、福本莉子が映されるというシーン。
佳美はこうして先に旅立って行った子供たちの想いも背負って人生を歩んでいくんだろうなということを何となく想像しました。
なんだかまとまらないですが、そんなこんなで楽しんで観れました😄
映画を観終わった後は本屋に行って、恒例の…
日向夏🍊スワークル!ほどよい酸味が美味しかった!
では。