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『ToshlさんのBohemian Rhapsody』の記事は沢山の反響をいただきましたが、質疑等がいくつかあったのでお答えしたいと思います。そして以前からNon English native singerが英語の歌を歌うことや、何を持ってNativeと定義するのかについて色々考えていたので、私の個人的な見解ですが興味がある方は読んで下さい。

 

⒈Toshlさんのボへラプの発音の感想について良い意見ばかり集めているのでは?

 

同僚、友人、知人と一緒に聴いたり、Spotifyで聴いて感想を教えて貰ったりしました。

記事に書いたとおり、聴いた人全員が発音について問題ないということでした。感想は、歌い方や表現力や声についてがメインだったので、私の方から発音について感想を求めました。ファン目線の、Toshlに都合の良い文章だと勘違いされないよう、返事は言われたとおり、書いて貰ったとおりの英語で書きました。日本語発音という感想の人もいましたが、それをマイナスに捉えている人はいませんでしたし、私も思っていません(これについては後ほど書きます)。

 

⒉ Bohemian RhapsodyはFreddie の発音を耳コピして、英語が喋れない人も発音良く歌うことは可能ではないのですか?

 

英語を日常で使っていない人、青年期から英語を習得した人、英語が喋れない人が発音良く歌うことは耳コピだけではかなり難しいと思います。なぜなら、舌の動き、口、リップの使い方が日本語とは全く異なる言語だからです。しかも世界的に有名な歌であるということで、Toshlさんは相当研究し、鍛錬してきたのではないでしょうか?カバーについて私が思うのは、オリジナルを尊重し、世界観を壊さずに自分の歌にするのは凄く難しいということ。Toshlさんの場合は、Freddieの真似ではなく、ちゃんとご自身のBohemian Rhapsodyになっていたのが素晴らしいと感じました。


 

⒊ YOSHIKIが作る曲が、英語の歌詞とメロディが合っていない為に、Toshlにとって歌い辛いのだと言う指摘もある。だが、同様にYOSHIKIの曲を歌っているケイティと比較した場合、Toshlは同レベルでYOSHIKI曲の英詞を歌えているのか?

 

イギリス人の友人にAOLを聴かせたことがあり、当時のToshlの発音は悪くはないが今のほうが良いと言われたことはあります。そして歌詞については、X JAPANの英詩は言い回しに違和感を感じたことがあったが、再結成後の英詩は良くなっているとも言っていました。

 

そして、「ケイティと同じレベル」とは?アメリカ人であるケイティと同じようなアメリカ英語のアクセントで、日本語訛りが皆無の発音と流暢さ、ということでしょうか?ケイティと同レベルでなければダメ、という事なのでしょうか?

これについては⒋で述べさせていただきます。

 

ToshlのTears 3:08~

 

 

 

 

ケイティのTears(映像なし)

 

 

X JAPANのTearsの歌詞を知らないイギリス人の二人の友人にToshl、ケイティ両方の歌唱を聴いてもらいました。

 

友人 A

Those lyrics are some of the best I've seen from the small sample of lyrics I've seen from Yoshiki.

Pronunciation from both singers was great too.

not my kind of song, but a really good one none the less.

 

「いくつかのYoshikiの作詞のサンプルを見てきたが、これが一番良い。両方のシンガーの発音も素晴らしい。

僕のタイプの歌ではないけどね。だけど良い曲だ。」

 

友人 B

Some Lyrics were understandable, but some were not. There is no difference between two singers's pronounciation.

His voice is not  common voice you hear often. If I don't see him, it's not ovbious Japanese, but not native English.

 

理解できる所とそうでない所がある。(二人とも)二人のシンガーの発音に違いはない。彼の声は一般的によく聞くような普通の声ではない。

もし彼を見なければ、わからない。明瞭な日本人ではないがネイティブでもない。」

*ここで彼がToshlさんの声について、よくある声質だよね?とかじゃなくて唯一無二を指しているとも捉えられるから嬉しかったです。
二人が歌う歌詞と発音に注意して聴いて欲しいと訊ねたにもかかわらず。初めて聴く人はToshlさんの声に注目してしまうのですね。

 

Toshlとケイティ、両方の歌唱動画を観た友人Bが加えてこう言いました。

Sometimes it's hard to understand even from native Englsih speaker. So this person (Katie) too. I need to put subtitles when I watch some films because of this.

ネイティブでも歌唱中は、何を言っているか理解できないことは多い。自分は映画でも黒人がしゃべっている時は字幕をつけて観ることもある。」

日本語でも同じようなことが言えますよね?色々な障害があって、歌詞を聴きとれないことが普通にあります。テンポやリズムについて行けないような最近の曲、歌い方、声のトーンが独特な歌手、音響、効果音、歓声等、いろんな障害がある。それなのに、ノンネイティブが英語で歌って歌詞が聴き取れないと真っ先に発音を指摘するのはバイアスがかかっているからでしょうか?

 

⒋ オリジナルの生歌=X JAPANの曲をライブでToshlがどう歌えているか、を検証するべきでは?実際にToshlの歌を「日本人英語」だと感じている人もいるのでは?

 

X JAPANはイギリスでは殆ど知られていません。ロック好きな人でX JAPANを知っている人はいましたが。それ故に、X JAPANを職場で聴いたり、友人との会合で曲をかけることは難しいです。(それでも何曲か聴いてもらった感想は下記にあります)

 

今回Bohemian Rhapsodyの感想をたくさん聞けたのは、気軽に聴かせ易かったからです。世界的に有名な曲だし、特にイギリスでは、Queen世代だとFreddieがいかに凄いか語り始めます。更に、それを日本人シンガーが歌っていると言うと興味深げに聴いてくれました。

 

Toshlの歌を「日本人英語」だと感じている人もいるのでは?の質問に対して。

 

私はいつも不思議に思っていました。日本人が歌っている、話しているのだから日本語英語になるのは当たり前なのでは?日本語英語を否定する理由は何でしょうか?
世界では英語がユニヴァーサルランゲージとしてとても多くの国・地域で話されていますが、標準的な英語、というものを求めるのは難しいです。イギリスとアメリカでも大きく違いますし、イギリス国内でも様々なDialect(訛り)があり、英語が母国語の人達でも、住む地方で多彩な英語が話されています。日本語訛りだったとしても、それが根本的に歌詞の意味を取り違える、違和感が邪魔をする、という事でない限り、それを取り上げる意味はさほどないように思います。

“「アメリカ人が歌っている」みたいに聴こえれば、そのシンガーは凄い”

英語や、英語で歌われる歌にそれほど精通していない人に、このように安易に思える考え方を持っている人が多いように感じています。Toshlさんが英語で歌うとき、Youtubeのコメント欄等で発音について必ず何か言う人がいます。そういうコメントを読む度に思うのは、その人が聴いたBestな英語が単に、アメリカ英語・イギリス英語のどちらか、という事であって、「歌としての英語」、という概念が分かっていない、考えようともしていない、という事です。バンド名がX JAPANなのに発音はアメリカ人を求めるの?アメリカ英語がマジョリティだから?唯一無二のバンドの個性やPRを考えた時、それはかえって時代遅れ、日本人特有の感想に思うのです。
聞いていて歌詞の意味が分かり、違和感なく聞けているのなら、それ以上の基準は存在するのでしょうか?

 

友人Aに、ルナフェス2015のJade,コーチェラのIV、題名のない音楽会のボへラプを聴いてもらいました。

 

感想はこちら

Perfectly !

Toshl is an extremely skilled vocalist and has a good grasp on English.

Studio releases have several takes, and they use the best one. There could be hundreds of attempts of all the different parts of one song. During Live, they've got one shot to make it count, so it never sounds as perfect and seamless as studio releases

But again, toshl is really really good at what he does, and I heard him perfectly 

 

和訳

完璧!
Toshlはとてつもなく熟練したボーカリストであり、英語をよく理解してる。
スタジオレコーディングでは何度も録りなおして最高のもの使われてる。 1曲の歌でさえ色々な細かい部分を何百回も録ることもある。ライブでは数える程のワンショットだからスタジオ録音のような完璧な音にはならない。
でも再度言うが、Toshlは本当に器用に歌いこなせるし、完璧に聴こえる。
 

Toshlの英語は素晴らしいと言ってくれました。

しかしそれは、「日本人英語ではないから」ではないのです。
彼はどこの国の人の英語とか、そんな風に意識していません。今時の若いイギリス人はいろんな国出身の英語を聴いていて、それら全てを自然の英語として受け入れる環境にいるからなのです。
反対に、日本人は『ネイティブの英語』に固執しがちなように思えて仕方ありません。

 

よく思うのですが、一部の人達はYOSHIKIさんが20年以上も前に言った言葉、「完璧な英語で歌えなかった。無理があるな」 (映画We are Xより)に翻弄されているような気がします。時代が変わりスパニッシュ訛りをはじめ、様々な異なるアクセントの英語の歌が世界的にヒットする時代です。アーティストはニュースキャスターのように、一字一句全て無感情で事実を伝える役割は持ちません。アーティストの神髄である表現力と個性で人々の心の琴線に触れるような音楽を今は世界中に届けることができる。英語はその大切なツールだけど、発音、流暢さなど拘りすぎる必要はないと思うのです。友人が言った言葉 「He has a good grasp on English」 (彼は英語を理解している)

言語に関わらずToshlの歌のチカラは何ら変わらない。感情を自然に音楽に乗せて歌える英語力がある。それで十分だと思います。音楽はそもそも楽しんだり、心が癒されるものだから。

 

『ToshlさんのBohemian Rhapsody』の記事に書いたことを再掲載します。

https://ameblo.jp/taro0814/entry-12562075833.html

 

 

「世界レベルで行ける」とはどういうことなのか。
ノンネイティブのミュージシャンが目指してることはネイティブになることではなく、英語の基本レベル(歌詞を伝える、違和感なく聴ける発音)を打破すること。このレベルに到達するだけでも、どれだけ大変か....特に青年期を過ぎて発音をマスターしようとする人にとって。
そして、更にその先にあるオリジナリティ、独自の世界観を築き上げようとするなら、並大抵の努力では不可能です。
それをBohemian Rhapsodyという超有名曲、難曲で、しかも英語で、Toshlさんの世界観を築き上げたこと、とても素晴らしいことだと思います。

 

出るのか出ないのか未だにわからないX JAPANのニューアルバム

英語で歌っても日本語で歌っても変わることのないToshlが描く、表現するX JAPANの世界観を堪能することが近い将来あるのでしょうか? ToshlさんがBohemian Rhapsodyを歌うことで相当な鍛錬があったはずだと思う一方、10年間X JAPANのアルバムレコーディングの為に、英詩を数えきれないくらい歌ってきた。その努力と成果がいつのまにか自然に体に入って、楽に歌ったのが、「ToshlのBohemian Rhapsody」なのかもしれない。だから私は彼の頑張って来たモノを聴きたいし、感じたいです。今いる人達と一緒に感動を共にしたいです。


追記 2022年11月1日

バンドが動かなくなって数年、最近はYoshiki やToshlのソロ活動も友人からの情報頼りで、気になることがあればブログやツイッターでチェックする程度です。Yoshiki のオーディション番組では世界に通用するロックバンドを作るらしい。審査の基準に英語の発音はそんなに重要視していないとか…(友人情報で、本当にそんな発言があったのかどうか確かめる労力、熱意なんて自分にはもう残っていないんだけどね。)

解散前、完璧な英語で歌えなかったから、X Japan は海外デビューしなかった、失敗したくなかったからと公で発言しておきながら…バンドのアルバムはまだ出てないのに。

Toshlのこと、海外で活動して行くことに消極的でやる気がないと言う人もいた。

だけど、2017年に発売したソロ曲、Crystal Memories は英語で作詞、Sugizoに作詞を頼まれたPhoenix 火の鳥も英詩でなら…と引き受けた。日本以外での活動も視野に入れていたからだと思う。海外ファンとの交流だってSNSでもっと積極的にできたかもしれない。Wembley公演直後のHigh Five会でToshlコスをしたイギリス人の女の子にハグを求められ、快く颯爽とハグした姿を見た時は嬉しくて胸がいっぱいになった。映画We are X 終了後、間髪入れずに幕が上がって、メンバー全員たくさんの照明を浴びる中、黒のトゲトゲライダースーツを着ていたToshlが誰よりも目立ち、1人キラキラ輝きまくっていたToshlを観て、これぞX Japan のヴォーカリストの有るべき姿だと凄く感動した。

X JAPAN のメンバーとして辛い事も多かった分、誰よりも称賛を浴びるToshlをもっと見ていたかったし、彼にはX JAPAN のToshlとしても幸せを感じて欲しかった。