ザ・レイド GOKUDO
１０月２４日（金）　１９：００～　東京国際映画祭（R15 劇場公開版）
１１月２１日（金）　１８：３０～　ザ・レイド祭り（R18 ディレクターズカット版）

好き度：　★★★★☆　４／５点

マジで死人が出てるとしか思えない！

傑作アクション「ザ・レイド」の続編、「ザ・レイドGOKUDO」ですが、TIFFで1回観て、そのあと映画秘宝プレゼンツザ・レイド祭りでR18のディレクターズカット版の計2回を観ましたよ～。すっ…すげぇ…(ﾟдﾟ)！！と圧倒されましたよ…。ギャレス監督、やりたいこと全部詰め込んだんだろうな～という感じで、とにかくボリュームがいろいろすごいことになってました。お話は正直いろいろムダが多い感じで、いらない設定や場面もあるはあるんですが、とにかくアクションがすごいというかほんとに頭おかしいんじゃないかというくらいやりすぎてるのでお腹いっぱいごちそうさまです！という感じ。大満足でした～(´∀｀)

今回は潜入捜査ものです

警察と政界支配を目論むアジアンマフィア、そして勢力拡大を狙う日本のヤクザの三つ巴の戦いという感じでしょうか。上層部の命令を受けて、潜入捜査官として生きることになった新人警官のラマは、いきなり刑務所に入って、名前を偽り、マフィアのボスの息子ウチョの信頼を得て組織の一員になります～。しかし、父親に反発するウチョが組織内で成り上ろうと企てた陰謀により、潜入捜査官ラマがマフィアの抗争にどんどんと巻き込まれていく…というこんなあらすじ。

まず、刑務所からいきなりすごいんですよね。トイレで１対10何人と大乱闘。そのあと、泥んこになりながらの大乱闘。とにかく超物騒な刑務所であります…。とにかく今回は数で勝負しに来てる感じがすごくて、何人も何人も倒しても倒しても何かしらが襲ってくるという、しかも泥の中の戦いとかは絶妙なモタモタ感があって、おもしろかったですね。

泥んこで喧嘩してます。ぶっちゃけすごく滑稽に見えますｗ

お話は、初見のときはぶっちゃけちょっとごちゃごちゃしててわかりづらかったかなぁという感じでしたが、2回目見るとけっこうスイスイ入ってきました。やっぱりムダが多いというか、今回は日本人ヤクザのお話いるかなぁとか思ったりもしたり、まぁ次回作の助走でしょうが。三つ巴にしたことによるワクワク感はあんまりなかったです。いらないと言えば、ヤヤン・ルヒアンさんがまさかの再登場でおおおとなったんですが、あのパート丸々なくてもいいシークエンスでしたね…。まぁアガリはしましたが。。

しかし、カッコイイんだ

まさかのヤヤンさん再登場。びっくりです。

まぁでもアクションはほんとすごかったんですよね。クライマックスが長い長いｗすごいサービス満点でやりすぎだろ！ってところまで行ってて正直ビックリしまくりでした。まずはやっぱカーアクションですね。ほんとすごかった！ここでたぶんスタントの人４～５人くらいしんでると思うんですよ。人まじでひかれてるんですよ！窓から投げ出されてごろごろ転がってさらに車にひかれてました。車もガッシャンガッシャン転がりまくり事故りまくりの、まぁ今年観た中でもトップのカーアクションでした。すごい！

この人たぶん死んでます。かわいそうに…。

車の中も油断なりません！

そして、なんとか逃げ切った、ほっとした～と思いきや、そっから魅力的なボスキャラ３体との戦いですよ。この敵キャラのいい意味での漫画っぽさが最高なんですよね。バット男とハンマー女の2人組、そしてやたら強いナイフおじさんという３人。ほんっと魅力的でした～。

ハンマーのアクションっていろいろ観てきたけど、肉にブッ刺してひっかけてグサッみたいな新鮮な使い方で最高でした。電車のシークエンスはすごかったです。バット男はいい意味で超マンガ的で、まさかボールまででてくるなんて！笑　そしてラストの2人のチームワークを生かした素晴らしいアクションもとてもよかったし、情報量が少ないながら、2人の関係性が垣間見えるかんじがまたたまらなくいいんですよね～。

バット男に関しては、あんな殺され方するなんて思わなかったよ！笑

そしてこの2人を始末した直後の、ナイフの髭のおっさんとの対決はほんと最高でした。このタイマンだけでも1800円の価値は十分にあります！静かな静かなスタートからどんどん手数が増えていき、アクションも大きくなり、小道具を使いだし、両者血みどろになるまでの本気の殺し合い、ほんっとすごかった。息が止まるかと思うほどのアクションでした。

最高のシークエンスでした！

とにかく、ここいらないだろ！もっと語りのテンポあげてよ！ってところはなきにしもあらずですが、その辺を補って余りあるクレイジーなほどサービス精神満点なアクションに完全に心を奪われまして、もう僕は大満足でした！1作目とこの2作目でもうアクション映画史的にも完全に新たなマスターピースになったのではないでしょうか。リアルタイムで映画館で観れたことが財産になりそうな感じは1作目に引き続きあります。歴史が更新されてる瞬間を観れてる感っていうか…。

あと、Ｒ１８版と１５版をどちらも観たのですが、やっぱりディレクターズカット版のＲ１８ほうがよかったです！（自慢）

おわり

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スタッフ

監督

ギャレス・エバンス

製作

アリオ・サガントロ

ネイト・ボロティン

アラム・ターツァキアン

製作総指揮

ランガ・マヤ・バラク＝エバンス

トッド・ブラウン

ニック・スパイサー

脚本

ギャレス・エバンス

撮影

マット・フラネリー

編集

ギャレス・エバンス

音楽

ジョセフ・トラパニーズ

キャスト

イコ・ウワイス　ラマ

アリフィン・プトラ　ウチョ

オカ・アンタラ　エカ

ティオ・パクサデウォ　バンクン

アレックス・アッバド

ジュリー・エステル　ハンマー・ガール

松田龍平　ケンイチ

遠藤憲一　ゴトウ

北村一輝　リュウイチ

ヤヤン・ルヒアン　プラコソ

作品データ

原題 The Raid 2: Berandal

製作年 2013年

製作国インドネシア

配給 KADOKAWA

上映時間 146分

映倫区分 R15+

「ザ・レイド GOKUDO」を観た。