2014年、お疲れ様でした!
ベストテンの季節がきたぞーってことで今年最後の記事です!
今年映画館で観た新作映画は全部で143本でした。
リンク: ⇒『【メモ】2014年に映画館で観た新作映画まとめ』
というわけで、2014年のベストテンはこんな感じ~。
【2014年映画ベストテン】
① ウルフ・オブ・ウォールストリート
② そこのみにて光輝く
③ 劇場版 テレクラキャノンボール2013
④ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
⑤ 百円の恋
⑥ 銀の匙 Silver Spoon
⑦ ビフォア・ミッドナイト
⑧ 猿の惑星 新世紀
⑨ ホビット 竜に奪われた王国
⑩ 5つ数えれば君の夢
次点
・新しき世界
・キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
・バトルフロント
①はダントツのベストでした!大好きなスコセッシ映画ですが、好きな映画はほとんど僕が生まれる前の作品…。そんなところにまさか、2014年にフルスロットルスコッセッシを劇場で体験できるとは!最高の映画体験でした。正しくなさのなかにこそ、真の自由というか僕らが体験できない魅力がなにかあるんじゃないかというスコセッシ的テーマをグッドフェローズ節で描き切った夢のような3時間でした。ありがとうスコセッシ! ②はほんと素晴らしかった!邦画ではダントツのベストです。ほんと死ぬほど泣いてしまいました。ほんと素晴らしいんですが正直もう二度と見たくない気持ちもあります。とにかくみんな幸せになってくれ…と、願わざるを得ません。 ③は今年一番の衝撃作でしたし、今年のべスト働くおじさん映画です。ドキュメンタリーとして跳ねる瞬間だらけで、マジックが起きまくり。ここまでブラックな大爆笑は今まで体験したことないものでした。やるかやらないかならやるほうを選ぼう! ④はほんっと楽しかったです!とにかく『愛おしい』という言葉に尽きる、『ぼくらの』スペースオペラでした! ⑤と⑥は個人的に今年最も背中を押された2本。大学3年というタイミングで出会えてほんと良かったなぁ。⑤のどん底から“する”方を選んだ安藤サクラに涙し、⑥を観て今後僕がやるであろう仕事に対して腹をくくり直した次第。⑥はなめられがちですが、吉田監督ならではの優しさだけでない厳しさもしっかり入ったまっとうな青春映画ですよ! ⑦は今年のベスト倦怠期夫婦映画です。「ゴーンガール」と悩みましたが、「ゴーンガール」が12月に来たことで振り返ってこっちの評価が上がったカンジです。 ⑧は戦争映画として素晴らしかった。なぜ、どのように、戦争・争いというものが起こるのか…というのが丁寧に描かれていました。とても普遍的だと思います。 ⑨もほんと楽しかったなぁ~。ホビット、僕は断然2作目が一番好きです。個人的に初のHFR体験だったというのも大きかったし、それぞれのアクションの見せ場もすべて素晴らしかった。スマウグ様も最高でした。タルでの川下りアクションは何度も何度も見てるくらい好き。 最後は次点の3本と悩みに悩みましたが、ここまで『気持ちのいい違和感』が今まであっただろうか…ということで⑩を選びました。1年間、頭の中から離れなかったという意味ではこれが一番かもしれません。あの映画体験はなんだったんだろう…と。「君の美意識が、好き。」っていうセリフ、すげぇよなぁ。 でも、次点の3本も最高なんですよ?もちろん最高なんですよ!!もうみんな1位!!
【ワースト3】
① マレフィセント
② アバウト・タイム 愛おしい時間について
③ ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日
今年のワースト1位はダントツで①。行き過ぎた再解釈で安易に「悪役も悪役なりに理由があるんだ。あいつも実は悲しい奴なんだよ」という考えから、「じゃあ悪役を実はイイ奴として描くことにしよう」というのは、それはノレないよ。しかもヴィランの象徴的存在のマレフィセントでそれをやったら絶対にダメでしょ。マレフィセントに失礼というか、ヴィランというもの自体に失礼だと思うんですよ。マレフィセントという題材を使いながら、悪を悪として描くことから逃げたこの映画の存在価値はゼロだと思うのです…。②はホントあわなかった。超能力を使わなくてもそもそも俺の人生幸せじゃーん!っていうラストあたりはほんと気持ち悪かったです。この映画、常に人間は幸せであるということが前提で、そもそも幸せじゃない人々や弱者には目もくれないというか、そもそも出てこないという姿勢は、この映画のテーマ的にもダメじゃね?と思っていしまいました。 ③なんですが、これは期待値が大きかっただけにすごく残念でした。大っ好きなアパトーギャングのキャッキャ感はめちゃくちゃ楽しかったし笑ったんですが、そのキャッキャ感だけで映画が終わってしまったのが残念!身内だけのキャッキャ感だけに終わらせず、しっかりと「物語」をつくってほしかったなぁ。そんなことお手のもののスタッフだともちろん思ってますし、身内のなれあいだけで終わらせてほしくなかった!
【ベストガイ】
ジェイソン・ステイサム
今年は、絶好調のマシュー・マコノヒーとか、『新しき世界』のチョン・チョン兄貴とかいろいろ悩んだんですが、2014年僕の心を魅了してやまなかったのは「俺たちのアクションヒーロー」ことジェイソン・ステイサムだったのです!今年の「ハミングバード」「バトルフロント」は本当に素晴らしいですし、ここ最近のステイサム映画のクオリティとサービス精神は目を見張るものがあります。ステイサム映画にハズレなし!というところまでマジできているので、観てない方は「ハミングバード」と「バトルフロント」を今すぐ観よう!
【ベストガール】
マーゴット・ロビー
ほんとベストガールは選べないくらいいい女優さんばかりだったんですよね。とにかく最高だった「300」続編のエヴァ・グリーン嬢、まぶしいくらいフレッシュだった「銀の匙」の広瀬アリスちゃん、犯罪的な可愛さで殺しに来た「大人ドロップ」の小林涼子ちゃん、女優魂を見せつけられた「そこのみにて光輝く」の池脇千鶴と「百円の恋」の安藤サクラ、などなど。
しかし、2014年僕の心をつかんで離さなかったのは「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のマーゴット・ロビー様だったのです(´∀`)とにかく、「スコセッシ映画の美女」感がムンムンに漂う存在感と説得力。何より心をつかまれたのが、「私、パンティはくの疲れたから、全部捨てた。」と宣言し、M字開脚でディカプリオをやりこめるシーン。ここでほんとやられました。あと、脱ぎっぷりも良いし、ディカプリオとの初セックスシーンでの裸登場シーンはしびれました!ほんっと美しかった!
【ベストシーン】部門
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」社員全員で『ん~ん~♪』の大合唱シーン
明らかに間違った行為であることは間違いないんですよね。でも、だからこそそっちに突き進むジョーダン・ベルフォードがとてつもなくかっこよく見えたんですよね。この映画のテーマをすべて集約したシーンと言っても過言ではないと思います。「間違ってるし、正しくないのはわかってる。これからは滅びの道しか待ってないだろう。でもファックユー!」っていう、仲間たちとの『ん~ん~♪』はほんと涙がでました。「こいつらと、ここにいたい」とほんっと感じましたよ!
その他にも、やっぱ「GODZILLA」のハワイ上陸からのガオーまでのシークエンスとか、「ホビット竜に奪われた王国」のタル川下りアクションとか、「ザ・レイドGOKUDO」のラストのシラッドタイマンとか、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のタイトルドーンのとことか、「5つ数えれば君の夢」の新井ひとみのラストダンスシーン。このあたりを次点として挙げさせてください!ほんといい瞬間ばかり…。
【死んでほしいやつ】
『LEGOムービー』の日本版予告を作った人。
はっきり断言しますが、今まで観てきた予告編史上、最低の予告編だとはっきり断言できる予告編でした。これをおもしろいと思って大の大人が作ったことが怖いです。しかも作品が2014年のアニメーション映画を代表する素晴らしい出来だっただけに、ちゃんと自分の宣伝する作品のことをわかってるの?と思わざるを得ません。みんな「ドラ泣き」問題とか「Big Hero 6」問題とかいろいろ言ってますが、そんなものこの予告編に比べればよっぽどマシだよ!
というわけで、こんな感じでベストテンおわり。
2014年お疲れっした~。
※ おまけのリンク
・ 『【メモ】2014年に映画館で観た新作映画まとめ』
2014年に映画館で観た137本ぜんぶに感想リンク貼ってます~。
・ 『【メモ】そーす太郎の2013年映画ベストテン』
・ 『【メモ】そーす太郎の2012年映画ベストテン』
過去2年のベストテンです~。
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