最近観た映画で一番グワッときたもの。
ヒメアノ～ル
ポスターにのってる4人とも素晴らしかった。
古谷実の漫画はヒミズとサルチネスだけ読んだことがあったが、ダラダラした日常とちょっとひねちゃってるようですごく純粋な人間模様は古谷実っぽいなーと思った。
園子温のヒミズは素晴らしかったけど、あれはもう園監督のワールドの映画。このヒメアノ～ルのほうが古谷実っぽさが残ってる気がした。ぬるい感じというかそういう感じ？ぬるいダラダラした生活がじわじわ壊れていくかんじ。
濱田岳とかがテレビで言ってたけど前半と後半でがらりと変わる。
映画の中盤でタイトルが入る。
はいはいここからですよーと言わんばかり。いわんばかりの演出。鳥肌。怖すぎ。
①濱田岳
唯一無二の俳優。代わりがいないと思う。
人生このままでいいのかと悩む普通の若者。何か夢があるとかでもないが、アゲぽよな連中と楽しく人生を送るとかそういうこともできない。こっち側の人間が主人公というところがもう古谷実原作なんだなというかんじだ。花沢健吾とか浅野いにおのプンプンとかもそうだ。あと大橋裕之さんとか。
②ムロツヨシ
ギャグキャラが必要である。犯罪者ではないがもう一歩やばい側の人間。同じようにいわゆる非リア側であるが、普通よりもうちょっと外れて危ない面白い人間。
ムロツヨシ適役すぎ。ドラマ主演で真面目な役をやっていたが、やんなくていいと思う。
③佐津川愛美
童貞たちの夢を再現してくれた。可愛すぎ。マジで。
でもせっかくのエロくて可愛いとこでも全然興奮できない。あんなバイオレンスなシーンと交互にやられちゃったらもう・・・。
今後もっと活躍されたらうれしいと思います。
④森田剛
評判通り。森田剛がヤバいっていう映画だった。ほんと怖い。すごい。ダーク。ダンサー・イン・ザ・ダーク。
Ｖ６は岡田君が俳優として活躍してるなーとおもってたら森田君も舞台でずっと俳優してたんですね。映画鑑賞後録画しておいたしゃべくり007観たら自分の中で俳優：アイドルは10：0だと言っていたがそれも納得。
しゃべくりの中で結構ひどいダークな人間性をさらけ出してたけど、この映画鑑賞後だったから、「本当にこの人はヤバい奴なんじゃないの？」て思ってしまった。
最近Ｖ６がアイドルらしい歌うたってるけど、森田剛も笑顔で歌ってるけど。
何その笑顔。どういう意味？
怖い。
もうＧＯ森田なんて気軽に言えない。
そういえば劇中でもカレー食ってたなー。
最悪の環境で。
そう考えるとこの曲ももう怖くて聴けない。
「まさらまざ～る～とりぴっぴ～♪」
「ひえーっっっ、、、」
ザクッ ザクッ グサッ・・・・
・・・・。
カレーもぐもぐ
みたいな
そういう映画でした。（？）