3月1日｢ジャンゴ～繋がれざる者～｣をワーナーマイカルシネマズ市川妙典にて観る。クエンティン・タランティーノ監督・脚本。ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、フランコ・ネロほか。
赤い血吹雪が舞う。花畑に。弾丸が飛び交い、さらに血吹雪が…。
西部劇らしい西部劇。いくつかの西部劇をオマージュしていると思う。30年以上前の西部劇というかマカロニウエスタンを思い出した。例えば、クリント・イーストウッド主演｢夕陽のガンマン｣(痺れた)あるいは｢荒野の用心棒｣｢続・荒野の用心棒｣。冒頭から音楽で乗せてくれる。ジャンゴ。音楽も昔の西部劇音楽でこだわりがあり、映画に合っている。ジャンゴ。物語は、奴隷黒人であるジャンゴを自由人にし、一緒に賞金稼ぎをするドクター・シュルツ。やがてジャンゴの妻が買われていった大農園の領主カルヴィン・キャンディに挑む。前半は展開が早く面白い。中弛みがあり、後半の打ち合いは圧巻である。ジャンゴ。クエンティン・タランティーノ監督は西部劇という白人映画に黒人をガンマンにすることにこだわった。アカデミー賞作品賞にノミネートも納得の作品である。クリストフ・ヴァルツは本作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞する。ジャンゴ。サミュエル・L・ジャクソンの演技がいい。最高だ。。
4つ星、切なさ度1.5点。