【田丸氏強化月間】 第二弾！
『魔法科高校の劣等生』
吉田幹比古（よしだみきひこ）くん役、
声優：田丸篤志さんについての感想です。
『魔法科高校の劣等生』は近未来が舞台、
魔法師たちが国の力であると認められており、
国立魔法大学付属高校へ入学した司波兄妹と
それを取り巻く学園生活を中心とした物語です。
田丸さん演じる吉田幹比古は
兄の司波達也のクラスメイトです。
妹の深雪は一科生の優等生であるのに対し
兄の達也は学内でウィードと蔑まれる二科生、
つまり幹比古も二科生の劣等生という事ですね。
わかります！わかります！
幹比古くん、そんな顔してますもんね。
幸薄そうで色白で地味で貧弱で根暗そうで
いかにも劣等感の塊みたいなキャラですよね！
・・・って違うんかいっ！
キャラデザ見たときはそう思ったんだけどな～
幹比古くんは、第一話からクラスに居ましたが
セリフ付きの本格的な出番は第8話からでした。
体育の授業のサッカーで活躍を見せる幹比古に
達也が声をかけ友人関係が始まります。
どんくさい子かと思ったら身体能力高かった！
この時一緒に居た千葉エリカは幹比古の幼馴染
ブルマ姿のエリカに焦って真っ赤になってます。
シャイで照れ屋な性格ではあるようですね。
エリカに「ミキ」と呼ばれる事が嫌みたいで
「僕の名前は幹比古だ！」と何度も否定します。
この子と恋が進むかと思ったらそれも違った！
そんな幹比古が操るのは「古式魔法」。
この魔術が登場するのは第9話です。
お札のような物を手にして祈りにも似た仕草の
幹比古の周りを神秘的な光の玉が取り囲みます。
実は幹比古は古式魔法の名家の出だそうで
一年前に何らかのトラブルにより本来優秀で
あった能力を著しく欠いてしまったらしく、
現在は甘んじて二科生という立場に居る様子。
なんだ、お前も生粋の劣等生ではないのか。
田丸さんの落ち着き澄んだ声調は
精霊を操る幹比古によく合っています。
静寂の中、神秘的に、儀式を行うように、
精霊たちを呼び起こすカッコイイ魔法術ですね！
元は優秀な能力者でありながらトラブルにより
スランプに陥り「劣等感」を抱えた幹比古を
田丸さんが控えめで自信なさげな声で
やや遠慮がちに演じられていました。
変化が訪れたのは「九校戦」です。
宿泊施設の不審者に勇気を出して立ち向かい、
達也のアシストもあって事なきを得たあと
なんやかやと大会に関わることになり
最終的には競技にも参加する事になるのですが
九校戦をきっかけに幹比古は大きく成長します。
大会を妨害する仕掛けを暴いたりする際に
バディ役の様に幹比古をサポートするのが
同じくクラスメイトのメガネっ子の柴田美月。
「水晶眼」という特別な眼力を持ち、
古式魔法を操る幹比古ですら見分けられない
精霊などを可視し区別することが出来る女の子。
幹比古は大会での経験を通して徐々に
事故以前の感覚を取り戻し強くなっていきます。
それに伴い声色にも自信や覚悟が表れてきて
耳からも成長度合いを理解出来るのが良いですね！
美月と幹比古のコンビはこの後あらゆる場面で
ニコイチのパフィーマンスで戦力となり
危険な場面でもお互いを補い合い守り合い
恋愛感情も強く距離も近くなって行くのに
お互いシャイな性格なため発展はまだのようです。
自分の能力に対しての劣等感は払拭されても
美月に告白できなかったりエリカに振り回されたり
女の子にはまだまだ弱いところが可愛いです。
美月との関係が深まりより強固な信頼で結ばれたら
彼らの魔法術はもっと凄いものになるのでしょうね。
いつになるのかは分かりませんが
そうなる日が来るのがとても楽しみです！
やはり田丸さんのお声は静かで神秘的な
場面によく合うなぁと思いました。
落ち着いていて優しく響く声質だからでしょうか。
めちゃくちゃ強くてガンガン行くヒーローより
冷静的確にサポートするような役がいいなぁ。
個人的にそういうキャラの方が好きなので
また違う作品でも拝聴出来たらいいなと思います！
おまけ。
今日は田丸さんがご出演された朗読劇
「RAMPO in the DARK」を配信で視聴させて頂きました。
田丸さんの朗読劇を拝見するのは2回目になります。
江戸川乱歩の妖しく淫靡で幻想的な世界観が
鮮やかでどこか毒々しい花々の豪華なセットと
出演者の衣装、演出などで見事に表現されていて
配信だけど観て良かった！と大変満足な時間となりました。
田丸さん、こういう雰囲気もイケますね～！
朗読も流暢でスッと耳に入って来て（当たり前かｗ）
響きの良いお声が心地良くも不穏に耳を刺激してくれて
時に聞き入り、時にゾワッとなりのあっという間の3話でした。
これはもっともっと沢山の乱歩作品を聴きたくなりますねぇ～
また機会があったらぜひご出演して頂きたいです！！