やっと観れました☆

 

 

声優:田丸篤志さんをもっと知ろう!

ということで始めた【田丸氏強化月間】。

田丸氏が演じるもち蔵君と主人公たまこちゃんの

恋の行方を見届けずにはいられない!

 

ドキドキしながらDVD再生。

始まったのは同時上映されたという

ショートムービーの『南の島のデラちゃん』。

デラちゃん!南国に帰ったのね~

なのに体型はあのままなのね~~w

まずはデラちゃんで空白の1週間を取り戻す!

 

もっとテンポ良く観たかったのになかなか手を付けられず

この1週間ずっと『たまこまーけっと』のOP曲が頭を流れていたんです!

すっかりハマってしまったなぁ私。

 

 

そしていよいよ映画本編スタート。

 

たまこたちは高校3年生になり、

それぞれが進学の事、就職の事、将来の事を考え始めます。

頭の中が大好きなお餅の事で一杯のたまこは

今まで通り実家の餅屋でお餅を作り続けるつもりでいます。

たまこにとってはそれが自然でそれが当たり前のこと。

だけど変わり始める周囲にそわそわしちゃいます。

 

『たまこまーけっと』アニメ本編でもそうだったけど

たまこちゃんは変わらない日常を大切にする子なんですね。

だから自分の時間はそのままなのに周囲の速度が速くなり

自分だけ取り残されているような気持ちになっちゃうみたい。

 

そんな心細い気持ちを取り除いてくれるのが
いつもと変わらぬうさぎ山商店街の面々
「たまちゃんお帰りー」と温かい声をかけてくれます。

心から安心できる空間のほっとできるひと時、
だんだん元気になる足取りが嬉しいですね!

 


本作でたまことのラブストーリーを奏でる
幼馴染のもち蔵は、お向かい同士、餅屋同士、
幼い頃からずっと一緒に過ごして来たたまこに
密か(周囲にはバレバレ)な恋心を抱いているけど
なかなか思いを伝えられないヘタレ君。

そんなもち蔵も、映像の勉強がしたいという
自分の夢のために東京の大学への進学を目指し
たまこと離れる新たな道を選ぼうとしています。

もち蔵は東京へ進学すること、たまこへの想い

・・・を伝えたいのだけど、なかなか実行できずにウロウロ。


たまこの親友のみどりちゃんは
他の女の子と違い小学生の頃からたまこと一緒だった子。

だからこそ他の子よりも強い感情をたまこに抱いているようで

ウロウロとヘタレなもち蔵をもどかしく思ってもいるし、
そういえばアニメ本編ではもち蔵の邪魔をしたりもしていましたね。
でも映画ではそんなもち蔵の背中を押すのはみどりちゃんでした。


「いつ言うの?」

みどりちゃんに促されたもち蔵はついに告白の決心をし、

部活終わりにたまこを河原へ連れ出します。

 

 

 

「俺、たまこが好きだ」


浅瀬の河原の飛び石で繰り広げられる
もち蔵の告白シーンは夕暮れ時のセピアな色彩と
キラキラ反射する水面、行き交う車の音が印象的で
二人の純粋な心を映し出すようなとても美しいシーンでした。

よく言った!もち蔵!見直した!
みどりちゃんと同じくどうせ言えないだろうと思ってたよ!
でも言った!偉いぞもち蔵!!



一転、もち蔵の突然の告白に動揺したたまこは川にドボン!

そこからのコミカルなセリフや動きはとてもユニークで

無声映画のようでもありファンタジーのようでもあり
なんとも言えない混ぜこぜの世界観やカラフルな背景が

商店街の声すら耳に入らないほど混乱したたまこの気持ちを

面白おかしくも見事に表現していました。

 

 

もち蔵の告白を受けて以来、

たまこはふわふわぼんやりドキドキぽーっとしてしまい

日課である餅作りにも身が入らないしお料理も失敗ばかり

家でも学校でも誰にも話せないし、もち蔵とはギクシャクして

部活のバトンも上手くいかない・・・

 

普段とは違うたまこの様子を気遣う友達の

ふとした会話のひとつひとつが
たまこの心境を比喩していたりアシストしたり
相変わらずこういう演出が上手いですねー
 

 

そしてたまこはバトンを上手にキャッチできない。
大会の日が迫っているのに上手に受け止められないのです・・・。



思い悩むたまこの目に映るのは
いつも通りと思っていた商店街の
本当はちょっとずつ移り変わっている風景でした。


さて、たまこともち蔵の恋の行方は・・・?


 

 

クライマックスに向け

3つのたんぽぽの綿毛がふわりと舞い

1つのたんぽぽの綿毛が高く空へ昇り

2つのたんぽぽの花となっていました。

 

 


 

最後に一言、

糸電話はピーンと張っていなくてもお話しできる!