ちょんちょん  ちょんちょん
『しょおくん  起きてる?』

毎朝午前4時頃になると
決まって潤が俺にちっちゃく触って来る

『起きてるよ
今日もまた起きちゃったのか?』

『うん
頑張って寝ようとしても寝れなくて』

一緒のベッドに寝てるから分かる
午前4時になる前から
潤がもぞもぞ動き出して起きてる事を

『今日は子守唄でも歌うか?(笑)』

『もうっ!馬鹿にしないで!
俺37歳だよっ!』

『その37歳が可愛い事して来るから
可愛い事してやりたくなるじゃん?』

そう言い終わる前に潤にキスして
それがだんだん深いキスになり
どちらともなく
生まれたままの自然な状態になり
お互いの欲を吐き出す


『結局今朝もこうなったか』

隣で横たわる潤は
規則正しい呼吸をしながら眠ってる
逆に俺は完全に目が覚めた

パジャマ姿でリビングに行き
水を一杯ゴクリと飲む
リビングのテーブルには
俺が持ち帰った資料の山

『さて少し片付けますか』

俺に睡魔が襲ってくるまで
持ち帰った仕事に取り掛かる
そのうち『おはよぅ』って目を擦りながら
潤が起きてくる

ほぼこの行動がパターン化してる
まぁ
潤がゆっくり寝れればそれでいいけどね


もうすぐ空が明るくなってくる
俺はブツブツ独り言を言いながら
仕事を片付ける

今日の潤の朝ご飯は何だろう?
なんて思いながら