最初は事故みたいなキス
それからは
濃厚で濃密なキスにだんだん変わってく

頭の半分では駄目だと思いながらも
もう半分では気持ちいいと思ってる

キスの音が暗がりの部屋に響き渡る

ハッとして
唇を離し翔さんからも離れようとした

でも
羽交い締めの如く
抱き締められていた俺は
身動きが取れずに翔さんの思うがまま

じゅん……好きだ………

え………

翔さんは俺が男だって分かってる?
女じゃないんだよ?

頭の中がパニック状態になって
どう返事していいのか迷っていたら

俺は……男しか愛せないんだ
気持ち悪いと思ってるか?

出会った時から潤が好きだった

お前を俺のモノにしたい

熱く帯びた目でそう言われた俺は
…………………………

気付いたら翔さんの唇を求めていた