翔くんと暮らしたこの部屋は

2人でいるには丁度良かったけど
1人でいるには広すぎる


翔くんと暮らしたこの部屋は

2人でいるには暖かかったけど
1人でいるには寒すぎる


何故貴方が出て行ってしまったのか

俺達の未来のためになんだろうけど
俺は全く理解出来ないままで

貴方は俺の知らぬ間に出て行った


それから1人眠る夜は寂しくて
子供が包まるかの様に
体を丸めて眠る様になった


翔くん

俺達の未来は
イバラの道で大変かもしれないけど

でも貴方となら
突き進めるのかと思ってた
いや
今でも思ってる

だから
俺の元に戻って来て

戻って来てくれないと
俺は
寂しくって死んじゃうよ


翔くん
今何処にいるの………?




潤  ごめん
お前を独りぼっちにさせちまって

きっと今頃
独りで泣き腫らしてるんだろう


でもごめん
色々考えての事なんだ
だから一度
お前の元を去るべきだと思ったんだ

将来
潤と俺の仲を引き裂かれない様に


傍を離れたくはなかった

でも突き付けられた条件は
潤と離れる事

条件を飲まなければ
潤の身に何が起きても不思議じゃない

辛かった
何で愛し合う2人が
離れ離れにならなきゃいけないのか


でも結局俺は
理不尽な条件を受け入れた

これで将来
潤と一緒にいられるのであればと


丸まって泣いてるだろうな
すぐに飛んで行きたいよ

でもごめん

また迎えに行ける日まで
俺を忘れずにいてくれよな

わがままでごめん