色々考え過ぎて
頭の中がクリアじゃなくて
何とも言えない気持ちの時には

俺だって誰かに甘えてみたい




甘えるって言っても
俺を無条件で受け入れてくれるのは

たった1人
愛するコイツだけ


キッチンに立つ潤に近付いて
背中にポスンと頭をくっつけた


どしたの?翔くん?
何かあった?


ちょっと色々疲れちゃって
今日はお前に甘えたい気分


え/////  珍しい
ちょっと手を洗うから待って


手を洗って潤は
俺の方に向き直ってくれたから

今度は潤の胸元にポスッと頭を埋めた


翔くん
俺に甘えたいの?


………そう


いつもと逆?(笑)


………そう


じゃ  こっち向いて?




潤の言われるがままに
顔を潤の方に向けると

ちゅっと軽いキス


それだけ?


欲のままにねだってみると
潤からの深い深いキスで
呼吸が苦しくなる

でも俺はこれを望んでいたんだ


唇  首筋  胸元  それから腹から脇へ

止まる事無くキスの嵐が降って来る


聞こえるのは
いつも聞いている甘ったるい潤の声ではなく
どうにもならない俺の声


それ以上を求めてしまう気持ちを
潤は感じ取ってるはず


俺の手を取り


甘えん坊さんを甘やかせてあげる


寝室のドアを開けながらこう言った