翔くん
俺にはこれを貰う資格なんてないんだよ

貴方を幸せに出来ないんだよ


だから
だから貴方から離れようとしてるのに…….

 


気付くと
涙腺は崩壊して涙が止まらない



そして
ひらりと落ちたメモ紙に気付いて
拾って文字を追う



『今度迎えに行くから
    少しおめかしして待ってて

    日時はニノに連絡する

    俺から直接の連絡だと嫌かもしれないから

    潤  待ってろよ          翔』



何?何?
一体何があるの?


もう頭の中がパニック状態になって
いても立ってもいられず

思わずカズのいるリビングへと
小走りに向かう



カズっ!



顔は涙でグチャグチャ
鼻水も出てズルズルしてる


涙目で泣き声でカズを呼んだから
一瞬驚かれたけど

すぐにクスクス笑ってこう言った



翔さんからのラブレター
読んだんだね?

全てが整ったら
俺に連絡が来る手はずだから

それまで少し待とうか





カズが意味深な笑顔で俺に言った