雛人形がまだ決まらなくて、いくつかお店を覗くことに。
京都はバリエーションが豊富なのが嬉しいながらも、
欲しいものがブレにブレてまとまらくなってしまったのだ(笑)

丸平大木人形店という、知る人ぞ知るお店へお邪魔しました。
タランチュラGo West~関西転勤と43歳妊娠と塾ライフetc-丸平1
ここは宮家や財閥の名家がこちらのお雛さまを選ぶという名店。
値札はほとんど出ていません…あってもびっくりする値がついているものも。
いいものはやはり高いですね!
タランチュラGo West~関西転勤と43歳妊娠と塾ライフetc-丸平2 2/5
わたしのようなシロウトでも、違いは歴然。
佇まい。顔立ち。お飾りのひとつひとつに威厳があります。
何よりお顔の美しさ、質感にはぶっ飛んでしまいました(品のない表現でスミマセン)。
美術館に飾られるお品だけあるなーという感じ。。。
桐や正絹などよくよく説明を聞かないと分からない細部も凝りに凝っています。
タランチュラGo West~関西転勤と43歳妊娠と塾ライフetc-丸平3 2/5
これもまた見事な変わり雛。
宮中の平服で、屏風もそれに合うものになっていますと店主。
だからこれには雪洞(ぼんぼり)やお飾りは要りません、と。
くぅ~、雅すぎる。

丸平さんのお雛さまを見てしまったら、
わたしですら一気に目が肥えてしまったかのよう。
本物の良いものは、見る人の心を全て持って行かれる魔力がありますね。
するするとお財布に手が伸びそうになり、現実=予算を見失いかけましたわ(笑)

デパートでよく見かける雛人形セットが頭にあったためか、
こうでなければといけないと思い込んでいたけれど、
そもそもの決まりごとってあまり多くないんですね。
私見ですが、お店によって主張が違うだけみたい。
親王さん(お内裏様、お雛様)=芯、をえらべばおのずと他も決まるといいます。
続いて、屏風と雪洞があるといいそうです。
あとはそれぞれのお遊びであしらえばよい。
それよりも、ゆったりと空間をもって飾ってほしいですねとのこと。

京古来のしきたりを大切に守っておられる、京雛職人のこだわり。
お話を聞きながらのお人形選び、勉強になりました。