保育園に息子を送る道すがら、電柱の影から妙な動きをする初老の男性が
視界に入ってきたガーン

見れば、下半身に手を当て何やらスリスリしているではないか!
どうみても…痴漢の類い。

朝っぱらの住宅街に露出狂?
困ったおっさんだねむかっと情けなくなりつつも、
息子の手を引いていると、急に心元なくなるわたしである。

何秒かたってようやく気付いた。
息子を守らなきゃと本能が恐怖を告げているのだ!
露出狂は女性狙いではなく幼児だったら…。
そう考えるとゾッとした。
1人よりも子連れだと不安は倍増しやすい。

そのまま登園し(目と鼻の先だった)、たまたま目の前にいた園長先生にちょっとだけ告げたら、
反応が思ったよりも鋭く、急に身構えて応えた。
「警察に通報しますが、いいですか?」

その後警察から電話で事情聴取され、園の周辺を警備しますと言われる。

たった何秒かの目撃で、コトは思ったより大きく扱われてしまった。


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不安は伝染する。

最近の保護者や学校関係は防犯過剰なのでは??と甘く考えていたわたしだが、
世田谷区の不審者通報は、なんと毎日30件もあるらしい。

あながち過剰ではない現実なのだ。
知らなかった。

世のピリピリした空気や、不信・否定を招く人間関係も犯罪を増大してる原因と言えないかな。
警察も警備しますとは言うけれど、それで悪を根絶できるわけではない。
こどもは弱い存在。だけれど親だっていつも犯罪の可能性ばかり考えて行動できない。
警戒しすぎもよくない。怯え過ぎもよくない。
でも本当に頼れるものはありそうで、ない。

子供の年齢が上がるにつれ、これから防犯の問題はますます身近になっていくのだろう。
集団生活は続くしね。。。
これが現代の子育てなら暗い環境だね。
いろいろ決め付けたくはないけれども。