ふひょんなことで2日間だけ

小さな猫のお世話をすることになりました。



2匹の猫の兄弟(姉妹?)で

1匹は元気があり、もう1匹は

かなり弱っていました。



いろいろな事情があり

家に連れて来たのは2日経過してからでした。



元気な猫がトム、弱ってる猫をジェリーと

勝手に名付けました。



汚れてドロドロの2匹をタオルで包み

プラスチックの桶に入れて

まずはお風呂場に直行。



汚れのひどいジェリーから

お風呂に入れたのですが

何度、お湯をかえても茶色い水が出てくる。


ケガしてるのか見ても傷は見つからず

おかしいなぁと思ってると

小さな粒がドンドン頭の方へと上がって行くので

妹に調べてもらうとノミと判明‼️


そこからはノミの大群との戦い!

娘と一心不乱にノミを見つけては

水につけて退治を繰り返し

そのうち茶色かった水も透明になり

そっとタオルドライすると

目ヤニでふさがりドロドロだった宇宙人が

ようやくフワフワの仔猫の姿になりました♪



ノミは30センチほどジャンプするらしいので

20リットルのペットボトルの箱の蓋を立てて

ノミを出さないように簡易ケージを作り

その中にトムとジェリーを入れると

2匹は疲れたのか昼寝をし始めました。




夕方、動物病院に連れて行くと

ジェリーは衰弱しすぎてるので

むずかしいかもとのことでした。


そして洗ったお湯が茶色くなったことを

獣医の先生に聞くとノミのフンだと‼️

イコール血ってことだよね…😓




栄養注射とノミ退治の粉を振りかけてもらい

ホッとして家に帰りました。



しかし家に着いて間もなく

ジェリーは息をひきとりました。


フワフワとした美しい模様を見て

可愛い猫だったんだなと

改めて思いました。





そこからは慣れない仔猫の世話に大忙し。

トムが目を覚ましたら

栄養剤を溶かしたミルクをあげ

栄養ペーストをなめさせました。



最初はなめる程度しか飲めなかったミルクも

時間が経つにつれ量が増え

最後は一度に3ccほど飲めるようになりました。


飲んだ後はじゃれて遊ぶようになり

所狭しと洗面所を走り回りました。
(ノミ問題があったので洗面所限定にしました)



遊んだ後はお休みタイム。

その間が私たちの休憩タイム。

人の赤ちゃんとまるで一緒。




トムはふと何かを探して

ウロウロ歩きまわることがあって

母猫なのか、一緒にいたジェリーなのか…

不憫になり、カチカチ音の鳴る100均の時計を

寝床に入れてあげました。




2日目の夜、焼き魚だったので

試しにあげてみると

食いつきが半端ない‼️

特に血合い。

血合いには猫に必要なタウリンが

豊富に含まれているらしく

自分に必要な物が分かってるのかも知れません。




2日間が過ぎ

戻す時が来ました。


寂しいですが、良い里親さんに出会えれば…

トムの生命力溢れる強い目力なら

きっと見つかると信じてお別れしました。






しかし、どうしても気になって確認しに行くと

里親は見つからなかったのか

そこにトムの姿はありませんでした。






なぜもう少し大きくなるまで

手元に置かなかったんだろう。



すぐ里親が現れると信じて疑わなかった

自分のおバカ加減に呆れる。




カリカリのフードが食べれるようになれば

いろいろな施設で受け入れてもらえるそうです。


そしてゆっくり里親探しが出来たそうです。



2日目の夜、魚を食べることが出来たトムは

もう少しでカリカリフードが

食べれたのかもしれない。

もう少しお世話してたらと思うと

悔やんでも悔やみきれない。





育てられないなら避妊手術する。

カリカリが食べれるまで母猫の側に置く。


もし小さな仔猫を保護するなら

出来るだけ早く保護する。

そして里親探しをしながら

カリカリが食べれるまで手元に置く。




今回、私が強く思ったことです。
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