動物と暮らしたいなーと

思い始めたこの頃。



数日前の話。

夜の8時過ぎ、突然、家の裏手から

初めて聞く奇妙な鳴き声が…

子ブタの鳴き声が近いでしょうか。

ピギー!ピギー!と叫んでる。


あまりの煩さに窓を開けて見る。

が、暗闇で何も見えない


スマホのライトを当てると

ちっちゃな黒っぽい物体が…動いてる?

そして鳴いている。


怖いけど煩さに負けて

外へ見に行くと…

小さい溝に何かいる。


近寄ってみると

子犬でも子猫でも瓜坊でもない。


子タヌキ⁈


全体的に黒っぽくて犬っぽい。


溝から出れない様で

行ったり来たり

ギーギー鳴きながらウロウロしてる。


どうする⁈

野生ってどうなん⁈

噛む⁈

でもこんなに鳴いてるって事は迷子⁈


うむむむ~

と考え込むが思考できないぐらい

ギャーギャー❗️


わかった!わかりましたよ!


急いで家からタライとタオルを持って来る。

意を決して左手に軍手を装着。

右手にスマホ(ライト)


向こう向いてギャーギャー❗️

鳴いてる隙に首根っこを

ガシッ!

とタオルで掴み、持ち上げた。



シーン…


おとなしくぶらーんぶらーんしてる。


ちょっと拍子抜け。

そのまま、タライに入れて家の中へと移動。


いやいやいや

どーすんの⁈


とりあえず浴室へ。

子ダヌキがパニックってはいけないから

電灯はつけず暗いまま。


溝は水があったのでドロドロだしなぁ…

とりあえずタライにお湯投入。

野生の臭いが取れたらまずいので

石鹸はやめとこう。



気持ち良いのかおとなしく入っている。

あっそう?じゃあ

耳を押さえてシャワーで頭と首を洗う。

おとなしくされるがままの子ダヌキ。


ううむ。


つぶらな瞳がなかなか可愛らしいではないか


子ダヌキはタライの縁に前足をかけて

おとなしくしてるので

自分だけ浴室から出て

ネットで調べてみる。



特徴

全体的に黒っぽい  → ◯タヌキ

手足黒い                 →❌タヌキ

尾にシマ                 →◯アライグマ ❌タヌキ



アレレ⁈


この子誰の子?
(古い)


タヌキとアライグマのハイブリッド説と

種が違うので交配はあり得ない説あり。


この両方特徴を持った生き物は

何者ですか?



何?野生動物は飼ってはいけないのかぁ。




もしアライグマだと…

スターリングも大きくなったラスカルを

泣きながら森に返してたよなぁ…



子ダヌキが浴室のガラス扉に

へばりついてクンクンしている。


扉を開けようと思っても

子ダヌキがへばりついてて

開けられない。


3回ほど押すとやっとどいたが

怒ってる…



ったくめんどくさい奴め。


もう毛は乾いたようで

フワフワしてる。


フーフー怒りながら

しゃがんでる私のお尻の下に

チラ見しながら潜り込んでくる。



怒ってるんか⁈甘えてるんか⁈

どっちやねん⁈

カワイイ奴めっ!


ヤヴァイなんかすでにメロメロになってる



なかなか機嫌が直らないので

決心した。



野生に返そう。



そしてタオルに包んで

山に近いところへ連れて行きました。



鳴けば親が来るだろう。

頑張って鳴くのだよ。



後ろ髪引かれながら帰路へ。


鳴いたら引き返すな。連れて戻るな。

と思っていたのに

子ダヌキはウンともスンとも言わず。

私は家へ帰りました。



もー❗️

それから気になって気になって!


次の朝、置いた場所に見に行ったのですが

影も形もなし。

溝もくまなくチェック✨

落ちてませんでした。


親に出会えたと信じて。



つーか神様…もしかして

動物と暮らしたいって願い

叶えてくれたとか?

でも野生のタヌキは無理ですから!



見て見ぬふりすれば良かったのか

飼えば良かったのか…



なぜこんなに気持ちが揺れるのかというと

昔、子猫を拾ってきて

親に内緒で納屋にかくしてたら

翌日、死んでたんです。

一人で心細かったのか

納屋から出た子猫は溝に落ちて

死んでいました。

拾って来なければ、まだ生きてたのに…


また別の時、春先の頃、

往来の少ない道路の端に

ちいちゃなヘビがいました。

危ないから草むらに戻るよう

棒でつついても動きません。

お日様で体温を上げてるのかな?

邪魔しない方がいいか?と

その場を離れたら

大きなトラックとすれ違いました。

振り返るとトラックのタイヤは

ヘビのいた場所を通過してました。



どうも過去の苦い思い出に

縛られてるな。



数日、引きずってきた気持ちを

これにておしまいにします。



バイバイ

山で元気でいると信じて。
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