「 朝靄 」
という意味のタイトル
その言葉からするように
なんとなくぼやけていて
輪郭がはっきりしていない
そんな世界観。
静かさ 寂しさ 冷たさが
なんとなく連想される言葉を使って
ひとりの少女の恋を歌い上げる
なんともkeenoさんらしい曲です
失恋系の曲が多いですが
「悲しい」や「切ない」といった
言葉が歌詞には一切使われていません
なのにこんなにも
keenoの世界に引き込み
リアルな感情が伝わってくる。
とても魅力がありますよね
先ほど言ったように 、keenoの曲は
はっきりとした感情や情景は歌いません
輪郭のないkeenoの世界は
まだ無知で
純粋な少女の心
そのものかも知れません
とくに好きな一曲 「morning haze」を
紹介しようと思います。
歌詞の一人称は 僕 ですが
女の子で解釈しています
そっちのほうが私は好きです
まず前奏 、朝靄 。
瑞々しくて少し肌寒い空気をイメージできます
出だしから世界観を作るのが本当にうまい
**
傾き出した空が
君を呑み込む前に
ずっと遠くまで
その涙が止まる場所まで
君を連れて行けたら
**
彼の助けになりたいけど
それができない無力な少女。
少女は彼の涙を見て
ただ立ち尽くすしかなかった
少女はどうしようもないちいさな手で
彼を救おうとしていた。
**
冷たくなったその手を解いて
君は微笑って
「もういいよ」と呟いたんだ
**
彼から告げられた 「もういいよ」という言葉。
彼は少女を嫌いになったわけではない
少女の自分への想いを受け止めて 、その上で
絞り出たひとつの言葉。
微笑みながら言う彼の優しさが
なおさら切なくて苦しい 。
**
いつかは この空の色も
時間のなかに埋もれていくのかな
**
別れを告げられた少女 。
しかしその少女の心情を描写しないのが
keenoさんのすごいところ
この次の歌詞は
「悲しい」でも「切ない」でもないんです
もういいよと言われた少女は
この瞬間から時が止まったように思います
微笑んだ彼の横顔
別れの言葉
その瞬間
“ この空の色 ”
どんな色が浮かび上がりましたか?
**
消えそうな君の笑顔も
その涙だって焼き付けてたんだ
僕らはきっと大人になれないままで
恋を重ねるけど
**
若い男女の恋愛あるあるです。
好きだけど切なくて別れる …
ただ 、純粋すぎた少女の言葉は
忘れていた何かを思い出させてくれます
心が洗われる一曲です。
歌詞の最後は 「 痛いな 」です。
このひとつの物語に
「痛いな」というシンプルな表現
一見シンプルな言葉ですが
いろんな想いがつまった「痛いな」ですよね
是非聴いてみてください(*ˊᵕˋ*)
misa