Web系とSIerは、未経験のエンジニアでも転職しやすいことが知られています。どちらも人材不足で現場で育てる体制を整えてきているからですが、転職するときにはWeb系とSIerのどちらにするかで悩みがちです。メリットもデメリットもあって即断しにくいのは確かでしょう。
その決断事例としてよくあるのが過去の経験に着目したものです。
営業職として働いてきた経験がある人は、その強みを生かして転職しようと考えることがあります。するとクライアントに対する技術営業が重要な役割の一つとなるSIerのエンジニアになるのは魅力的な選択肢となるのです。営業でなくとも、企業との取引に関わってきた人ほどその経験を生かして転職を有利にしようとSIerを選んでいる傾向があります。
別の事例として挙げられるのが、これからのワークライフバランスを考えたというものです。
Web系では比較的ワークライフバランスを重視している企業が多く、残業をほとんどせずに働ける現場すらあります。SIerではしばしばマンパワーに任せたサービスの提供を行っていることがあり、少なくともクライアントの都合を優先する必要性が高い現場になっています。結果として残業や休日出勤を余儀なくされる現場も多く、このような考え方の人からは避けられていることも多いのです。
そのため、これからの人生を満足できるものにすることを重視して転職活動をしている人には、Web系を選んでいる事例が多くなっています。
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