監督…ジェームズマン・ゴールド
脚本…ジェームズマン・ゴールド、リサ・ルーマー、アナ・ハミルトン・フェラン
キャスト…ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、クレア・デュバル、ブリタニー・マーフィー
2000年公開
~あらすじ~
薬物の大量摂取による自殺未遂を犯したスザンナ・ケイセン(ウィノナ・ライダー)は精神病棟に入院するこ
とになった。
空想虚言癖を持つジョージーナ(クレア・デュバル)、食障害のデイジー(ブリタニー・マーフィー)、
そして病院の問題児、反社会性人格障害のリサ(アンジェリーナ・ジョリー)たちとともに病棟生活を送ることになる。
自分はまともだと思っているスザンナは病院に慣れることができずにいたが、リサの行動や他の患者たちと過ごしていくうちに自分の居場所と感じるようになる。
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主人公スザンナ・ケイセン本人の体験談をもとにした作品です。
原作は「思春期病棟の少女たち」です。
病棟内の患者は思春期の少女たちです。
彼女たちが入院に至るまでの経緯、どんな病気を抱えているのか、
わたしたちが普段見ることのできない、体験することのできない日常が描かれています。
そしてこの作品でリサを演じるアンジェリーナ・ジョリーはアカデミー賞助演女優賞を受賞しています。
リサは病棟内でボス的存在です。やさしい面が出たり、反抗的な面が出たり、パニックを起こしたり。
リサ以外の患者たちも機嫌の起伏がとても激しく、パニックに陥りやすい、
まさに精神病患者の繊細な性格を演じ切っています。
1番印象に残ったシーンはデイジーの自殺シーンです。
バスルームで首を吊ってしまうのですが、それを発見した時のスザンナの表情がすごく印象的です。
涙が最初に出ると思いきや、表情をこわばらせ、全身が震え始めるのです。
そして大きな叫びとともに涙を流します。
この一連の言動がとても印象的です。注目してみていただきたいです。
自分の性格、自分の人生、ここに至るまでどうやって成長してきたか、
たくさんのことを深く考えさせられる作品です。
温かいシーンもあります、悲しいシーンもあります、パニックを引き起こしてこっちまで焦ってしまうシーン、残酷なシーンだってあります。
精神病を患っている人が全員あんな感じではないと思いますが、
それぞれに理由があって、なりたくもない病気になってしまい、可哀想と同情するよりも、
その人たちにとって病気とは何なのか、ということがわたしは見ていて感じました。
星4つです。
★★★★☆
たら

