新鮮な事をやりたいと、考えていて
今度のこの舞台の楽しみは沢山いる、若くて元気のある役者たちの
新しい魅力を出す作品をやる事です。
4人の役者の中、蓉君は太極拳の若き指導者、そして中国3千年の歴史の中、42代目のプリンス。
そんな血筋のオーラを持て余している悩める若者。オーラ全開といきたいのです。
三浦孝太君はスター役者一家の次男坊。今年は映画「ファイナル・ジャッジメント」で主役をつとめ、
本人の中では大躍進して、その思いと自分の役者の栄光のギャップを感じている模様。本当の栄光に身をおきたいのです。
門野翔君、22才なのに僕は「ヴェテラン」と呼んでいます。子供の時から、児童劇団で上手い役者といわれ、たしかにリズムと間がすてきです。でも、僕は今回の門野くんの魅力の課題は“間”の魔術を出してほしいことです。
ネロ君は、悪魔と天使の親を持ち、彼も又その血脈のほむらに燃えている青年です。シャンソンを別の次元の物語にする能力に磨きをかけて、そして探しています。ネロ自身の魔力と魅力の源泉を!
そんな4人を舞台というミキサーにかけて、濃厚でおおらかな味のジュースを提供したいと思います。
舞台は下北沢の小さくて新しいライブスタジオ。しかし深くて大きな時間と空間の香ぐやかさが観客の皆さんをつつむことになるでしょう。
4人の男たちの新しい心が生まれる筈です。
では、お楽しみに。
ありがたい事に公演切符は売り切れました。
追加公演は8日(土)19時です。お早めに。