あの頃、僕達はあまりにも若かった。
君は言葉にならない言葉を叫んでいた。
君はもがくように両手を動かし続けた。思考の中で溺死するように、とにかく前へ進もうと手を震わせていた。
僕達に降りかかる痛みはあまりにも突然で残酷だった。
なんの準備もないまま僕らはその痛みと戦った。
そして当然の結果として傷ついた。その傷は君の背中に大きなアザを作った。
僕達が抱える矛盾はあまりにも巨大だった。
飲み込まれて、息ができなくて、それでもお互いの手を離さないように必死に、声を出さず、手を、手と手を、強く握った。
君の目は揺れていた。
あの頃、本当に僕達は若かった。
そして、僕達は大人になった。
君よさようなら。
はじめまして、よろしく、さようなら
