【インディアナ州へジェームズディーンの墓参りに行った時のこと ⑤】
ノースウエスト航空
機内に入り、席についた。
窓側の席だった
隣には、自分より少し年上かなと思われる外国人の女性が座った。
ハプニング続きの旅ではあったが、後にこの女性にも助けられることになる。
自分は初の海外一人旅の緊張と、人見知りであったことから、隣の席の女性に何も話しかけることはできなかった。
彼女の目には自分がどのように写っていたのだろうか?
ラフな服装で、無言で、不安そうな表情でどこに何をしに行くのかと思ったに違いない。
彼女の方から流暢な日本語で話しかけてくれた。
彼女は金沢の大学で英語の講師をしているとのことだった。
ミネアポリスの家に向かっているそうだ。
自分はインディアナポリスに観光に行くと話した。
その頃は、旅の目的がジェームズ・ディーンの墓参りと言うべきではないと思い込んでいた。
深く崇拝しているように思われることがいけないことのように思っていた。
彼女は、「もし何か困ったことがあったらここに電話して」とミネアポリスの家の電話番号のメモをくれた。
色々な場面でジェームズ・ディーンの墓に行くと正直に話していたらこの旅はもっと楽しいものになっていたかもしれない。
隠す必要なんて全くなかったのに大バカだった!
6.へ続く
