恋愛・対人関係に問題が多い人は、 相手に対して
「私だったらこうするのに」という考えでいる場合が多
いです。

自分が思っているとおりに人が動いてくれなかったり、
感情を持ってくれなかったりするので、「私だったらこ
うするのに」と不満を相手に対して持つのです。

でも、たいていの場合、相手は「あなたじゃない」から、
「そうしない」のです。

相手は相手自身の価値観や能力をもって、物事に対
処しているのです。

私の心理セラピーセッションでは、自分と相手をちゃん
と個々の存在だと認め、「相手の立場になって物を考
える」シンプルですがユニークなワークをします。

とても簡単なワークなのですが、これをすると、たいて
いのクライアントさんは自分が今まで相手に対してどれ
ほど独りよがりだったかということを実感します。

自分が「あなたにこうなってもらいたい」というフィルター
を通して相手のことを見ているうちは、相手の本当の気
持ちは理解できません。

一度、相手に乗り移ったような気分で、目の前のあなた
を見つめてみてください。なぜ相手はあなたにとって不
快だったり、理解しにくい行動を取ったりするのでしょう
か? その理由が見えてくるかもしれません。

心理セラピーのセッションで、恋愛のことなどを相談

されて、状況などお聞きしていると、心の中で、「そん

な男性とつきあうのはやめておいたらいいのに……」と

思ってしまうことがあります。もちろん、口に出しては

いいません。なぜかというと、セラピストの私がそうい

うことを簡単に言ってしまうと、クライアントさんはそ

れを鵜呑みにしてしまう可能性がありますし、自分のお

つきあいを存続するか否かをセラピストとは言え初対面

の人の一言で決めて欲しくないのです。心理セラピーは

占いと違って、「当たる、当たらない」の世界ではないで

すし、直接的なアドバイスをこちらから与えていく、とい

う感じでもありません。

恋愛に関しては、とことん傷ついてから学べるということ

もあります。他人が先に答えを出してしまっては、「私は

なぜこの人と別れた方がいいのだろうか、私のネガティブ

な恋愛パターンはなんだろうか、これからいい恋愛をする

ためには私はどういう変化をすればいいのだろうか?」と

いう質問を自分に対してしないままに「ただ、苦しいから

別れる」となってしまいます。もちろん、苦しい恋愛から

逃げるのは当然の行動とも言えますが、そこから何の学び

もないと、同じような恋愛を繰り返してしまったりします。

私は催眠セッションなどでクライアントさんにリラックス

してもらい、潜在意識にアクセスした状態で、その苦しさ

のもとを見つめてもらいます。リラックスした状態で、セ

ラピストに側にいてもらうと、苦しさを見つめること自体

そんなに大変なことではありません。そして、過去のト

ラウマに起因するものであれば、催眠下でそれを克服して

いきます。潜在意識にアクセスした状態ですと、自分が恋

愛から何を求めているのか、これからどういった自分のく

せを直していきたいかというのも分かっていきます。

催眠セッション後に課題のようなものをお渡しして、じょ

ょにクライアントさんが望む方向に変化できることを促

していきます。クライアントさんが自分ひとりで悶々と悩

んでいたころにはわからなかった「この世に二人といない、

かけがえのない大切な自分自身」がはっきり分かるように

なってきて、その自分を大切にするための行動を実際の恋

愛の中で起こしていくようになります。その上で、今お付

き合いをしている人との関係を見直すのか、より幸せにな

るために他の相手を選ぶのか、ご自分で判断できるように

なっていきます。今までただ一人で苦しむだけだったり、

占いや人の言いなりにばかりなっていたクライアントさん

、人生の数々の問題に対して、迷ったり不安があったとし

ても、自分で、うまく、解決できる力をつけるのをサポ

トするのが心理セラピーだと思っています。


楽に生きるとはどういうことでしょう?

若い時に株で大もうけして早く退職して悠々自適に

暮らすことでしょうか?

責任の少ない仕事につき、定時に帰って自分の時

間を楽しむことでしょうか?

親の家に住まわせてもらって、いろんなバイトを気の

向くままに転々とすることでしょうか?

会社勤めを辞め、フリーランスになることでしょうか?


主婦になり、稼ぐのは夫に任せることでしょうか?

答えはYesであり、No でもあります。


上記の生き方で十分満足していて、何の疑問も持た

ず、他人が「あなたって楽でいいわよね」とやっかん

できたとしても、「そう、とても楽なの」とそれを軽く受

け流すのであれば、楽だということです。もし、他人に

何か言われた時に、「楽じゃないよ!本当は大変な

んだから!」とか「ばかにしないでよ!人を暇人のよ

うに!」と受け止めてしまう人は、やっぱり楽ではな

いのでしょう。


楽に生きる、ということは時間とお金に余裕があると

いう意味ではないのです。

時間とお金に余裕があっても、焦燥感にさいなまれて

いたり、「私ってつまらないOLだわ」とか「私には家事

をする能力しかないんだわ」「俺って社会に全然貢献

していないな」と自分の立場にコンプレックスを持って

いると全然楽ではないのです。たとえ徹夜続きで仕事

をしていても、充実した気持ちでいればそれは、楽なの

です。



よく、定年退職したお父さんが、せっかくお金にも時間

にも余裕があり、旅行でも庭仕事でも何でも好きなこと

ができるにも関わらず、毎日やることがなくすっかり精

気を失ってしまうことがあります。「俺は社会に貢献し

ている」「家族を養っている」というプライドによって自分

に自信を持っている人は、それをする術がないと、自信

を失ってしまうのです。定年後の人でもできる仕事を探

してきて、再就職すると、見かけはおじいさんにも関わ

らず、すごく生き生きとしている方がいます。「働いてい

る自分が好き」なので働いていると楽なのです。




充実した時間が長いと、楽に生きている感覚がつかめ

ます。人間にはいろんな価値観があり、それぞれがそ

の価値観に添った人生を生きる権利があるのです。あ

なたにとって一番大切なのは何ですか?お金?仕事

での成功?家族?趣味?結婚?二番目に大切なのは?

人生の優先順位に従って生きていると本当に楽になり

ます。あなたの人生の優先順位が人と違っていてもい

いのです。友人がみんな結婚していく中で、一人だけ

仕事に燃えている自分がいるかもしれません。それで

いいのです。友人にとっては結婚が最優先で、あなた

にとっては仕事が最優先であるだけの話です。そして、

優先順位は時間を経て変わる場合もあります。あれほ

ど仕事の鬼だった自分が、毎日食事を作り夫の帰りを

楽しみにしている、そんな変化が表れる人もいるでしょ

う。やっぱり仕事は自分の生きがいだ、という人は「結

婚したら家庭に」という、周りからのプレッシャーに負け

、仕事を続けた方が長い目で見れば楽でしょう。




楽に生きる、ということは思考停止になって周りに流さ

れるのではなく、常に「自分にとって今大切なことは何

か?」と問い続ける、サボらない姿勢なのです。「周り

と同じ生き方をするのが私の幸せ」とちゃんと自覚して

いるならそれも、1つの価値観です。そういった問いか

けをサボらないことによって、結果的にその時の自分の

価値観にあった、自分の流れにそった楽な生き方がで

きるのです。