觀落陰とは、道教に伝わる秘術で
この術により自らが生きながらにして
靈界、神仙界(太極氣天)、極楽界(無極理天)、地獄界(冥壘幽酆)などを
旅し、一般的には靈界の自分の自宅へ赴き家の内外の風水調整を行うことで現世に利益を還元し先祖を供養し、子孫は繁栄できるというものです。
具体的には靈界の元辰宮(元神宮とも呼ぶ)において、米櫃の米の量と水甕の水の量は財運、竃の火の勢いは事業運、寝室の状態は恋愛運、結婚運、祀られる神佛像は日頃の陰徳、鏡に映った自分は今の自分の生命力を現し、庭の樹木は健康運、庭の花は恋愛運、対人運、自分にはどんな子孫がいるかを現します。
実際にあった例では
・余命宣告を受けるほどの重度の病の際に靈界の自分の家を訪ねたところ庭にある樹木が今にも朽ち果てそうなほど黒ずんでいたが突如、白髪の仙人が現れて右手(うんで)に持つ杖を振るったら今にも朽ち果てそうな樹木が眩すぎて眼も開けていられないほどの金色の光を放ち新生し、現実に戻ると病気の人の体内からは病魔が消滅していた
・生まれ年が辰年の男性がいて同行して案内をしてくれた武財神の言う通りに元辰宮から見た空を仰ぐと孔雀の羽のような光り輝く幾つもの青、蒼、碧色が重なった身体の一匹の龍神が雷雲をその身に纏って右に左にくねらせて飛んでおり、どうやらあの龍の背中には乗れるらしく、こちらが呼んだ刹那の瞬間に目の前まで降りてきて言われるがままに、龍の背中に乗ると宇宙空間を縦横無尽に飛び回った
・靈界でご先祖が出てきて、これから先の遠い未来に娶る嫁の顔を見せてもらった
・生死を司る神に命を持っていかれそうなところ、北極玄天上帝を召喚し取引をして寿命を延ばしてもらった
・倒産秒読みの状態で趙玄壇五路財神大元帥を召喚して取引を結び、倒産を免れて会社を再建させた
・最高神から課せられた試練を命を賭して全うし、遂に異体同心と認められて血の契りを交わした
・ある国の主要な神社に某国からかけられた咒詛の存在を水に関する神佛から伝えられて遠隔の祈祷によって咒詛返しを行った
・五色の池に捕らわれていた龍神を遠隔の祈祷によって解放した
などなど
その靈験はさながら中国の古典小説の封神演義、西遊記を含む東南北遊記や、はたまた映画のマトリックスのようにファンタスティックで現代人からすると非日常でとても信じがたいが、実際に体験した人がいるのだから目に見えない世界は奥が深い。
朝からなんの話やねん。。
神恩感謝!
鮑義忠拝