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第111回中国輸出入商品交易会(広州交易会)が5月5日に閉幕した。広州交易会の公式データによると、今回の広州交易会に参加したバイヤーは21万人を超え、前回よりやや増加し、過去最高を記録した。
しかし、世界的景気低迷の影響により、輸出成約額は前期比で5%近くの大幅低下という広州交易会史上稀に見る状況となり、油断は許されない。7日付中国証券報が伝えた。
バイヤー数においては再び最高記録を更新したものの、外部環境の影響により、今回の成約状況は思わしくないものとなった。
広州交易会の公式データによると、輸出成約額は360億3000万米ドルで、前期比4.8%減、前年同期比2.3%減だった。
広州交易会の過去のデータを見ると、2008年の金融危機を除き、成約額が著しく減少したのは極めて稀なことである。
劉建軍氏は「新興市場国との成約額が著しく増加したが、欧米市場との成約額が引き続き減少しことが今回の広州交易会の特徴である。
欧州債務危機の影響により、欧州連合(EU)からのバイヤーは15.5%減少し、EUとの成約額は5.6%減少している。
新興市場が強い勢いを見せているものの、中国の従来の主要市場は依然欧米であるため、新たな増加分では減少分をカバーできず、成約額は全体的に落ち込んだ」と分析している。
米大手コンサルティング会社のマッキンゼーは25日、「2011年末現在、中国のSNSユーザー総数は3億人に達した。中国は世界で最も多い、最もアクティブなSNSユーザーを有する」とする報告書を上海で公開した。中国新聞社
が伝えた。
同報告書「中国SNS--消費の新時代」は、5700人の中国人ネットユーザーを対象とした調査研究であり、中国人消費者のSNSおよびネット利用行為に特化した中国初の調査報告書である。
中国ネットユーザーの増加率は世界一となっている。2011年12月現在、中国のネットユーザー数は5億1300万人に達した。ドイツは6700万人、インドは1億2100万人、米国は2億4500万人。中国人ネットユーザーの半数以上は、1週間に12時間以上ネットを利用すると回答した。
マッキンゼーの調査によると、大中都市の市民のSNS登録率は95%に達した。調査対象者の91%は、過去6ヶ月以内にSNSに登録したと回答した。この比率は、日本の30%、米国の67%、韓国の70%を大きく上回った。
SNSユーザーの急増に伴い、新たな消費ブームが生まれている。各企業と商品の多くは、SNSを戦略決定の重要情報源としている。うち、SNSが中国消費者の購入決定に与える影響力は、その他の国家や地区を大きく上回る。
ある中国人ユーザーは、「SNSで取り上げられた商品の購入を検討する可能性が高い。知り合い・友人がSNSで推薦した商品やサービスを、実際に購入する可能性も高い」と回答した。
同調査はまた、中国大陸部のサイトがSNS利用の主流となっているとした。中国人ユーザーは、1日当たり約46分をSNSに費やしているという。一方、米国人ユーザーは37分、日本人ユーザーは7分のみとなった。
またSNSの種類により、利用者の構成に変化が生じている。例えばミニブログ
を好む消費者の多くは所得水準が比較的高く、月収が8000元(約10万4000円)以上に達し、その多くが大都市に居住している。
日本の電子商取引大手・楽天株式会社と中国の検索サービス大手・百度
の共同出資によって開設された電子商取引(eコマース)プラットフォーム「楽酷天」は20日、今月27日の午前0時にショッピングサイト「楽酷天商城」のサービスを停止すると発表した。同サイトは利用者に対し、26日までに行った注文については、取引が着実に行われることを保証するとしている。またこの日以降は注文を受け付けないという。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
サービス停止に先立ち、利用者は同サイトの公告の指示に従って優待券や支払い残高などの処理を行うことができる。同サイトのポイントは26日まで交換が可能だ。
同サイトのサービス停止が伝わっても、業界には驚きの声は上がらず、外資系企業が中国でサイトを開設してもうまくいかないというジンクスが当たったようだと受け止められた。今回のサービス停止は冬の時代に入った電子商取引市場にとって、さらなるダメージになったともいえる。百度にとってみれば、同サイトの撤退はインターネット業界の大手が打ち出した2回目の電子商取引の衰退阻止戦が完全に失敗したことを意味するといえる。
B2C
取引サイトの楽酷天商城は百度
と楽天が2010年1月に合弁開設したもので、出資額は合計5千万ドルに上り、株式は百度が49%、楽天が51%を保有する。開設から2年間、経営不振やトップ交代といった種々のマイナス情報が伝えられ、具体的な業務の進展もみられなかった。
同サイトの江尻裕一最高経営責任者(CEO)によると、同サイトは閉鎖されるが、百度と楽天が設立した合弁会社はまだ存在しており、51%と49%の株式保有率は変わらない。楽天は中国の電子商取引市場に大きな期待を寄せており、同サイトの閉鎖は楽天が中国市場を放棄することを意味しない。楽天は現在、中国で旅行会社2社と不動産開発企業1社を経営しており、いずれも経営は正常に行われている。電子商取引の分野では、今後は別の方法を探る可能性を否定できないが、具体的なタイムテーブルやプランはまだこれからだという。
百度は22日、同サイトのサービス停止についてコメントを出し、百度サイトはすでにこのことを知っており、同サイトと今後の処理について話し合いを進めているところであり、同サイトの中国人従業員と協力パートナーの利益に大いに関心を持っているとした。だが今後の処理をめぐる具体的な人員配置計画はまだ出されていない。
同調査で週に1度以上ネットで買い物していると答えた人の割合は、大陸部は約70%に上り、米国と英国は約40%、オランダ、フランス、スイスは約20%だった。中国ではネット利用者の80%が自分のことを「経験が豊富」であり、世界の平均水準を上回るとみなしているという。
同調査はプライスウォーターハウスクーパース(PwC)が行ったもので、世界各地からインターネットで7005件のサンプルを集め、3大陸・8市場のネットショッピング利用者の習慣や嗜好を図面で明らかにした。8市場とは、米国、大陸部、香港地区、ドイツ、フランス、英国、スイス、オランダ。うち大陸部の回答者は27都市の905人を超える。
同調査でわかったあることが注目を集めた。それはネットショッピング利用者が自身の消費能力について述べた部分で、多くの回答者が自分はネットでの情報収集や商品購入に長けていると考えていることだった。回答者の69%がこうした点について自分は「自信がある」または「経験が豊富」だとし、大陸部では「経験が豊富」とした人の割合は86%に達した。
同調査によると、中国の消費者がネットショッピングで衣類、靴類、書籍、音楽、映画を購入する割合は約60-65%に達し、他の市場ではこの割合は約35-45%にとどまる。大陸部の回答者は60%があちこちの小売店舗をめぐり、ブランド企業から直接商品を購入するが、この割合が英国では36%、ドイツでは31%にとどまった。
また同調査によると、携帯電話の普及とモバイルインターネットの発展がブロードバンド設備の設置ペースを上回っていることから、携帯電話を通じたネットショッピングが大陸部でもますます人気を集めているという。