被害者の連鎖をどこで断ち切るか、、、。
それは踏ん張る人だけが断ち切ることができる。
現状をきちんと見て、受け入れる。
自分のみたいように見ない。
本当にアダチルから卒業したいのなら、専門のセラピーを受ける、本を読んでやってみる、人のせいにしない、逃げない、ごまかさない。

自分に発達的要素があるならば、自分で自分にあった居場所を見つけるしかない。
不安でも貧乏でも、自分の人生には自分で向き合って責任をとることから始めなければならない。
何故ならば、それこそが親に教えてもらっていない人生の捉え方の基本だからだ。

自分では何もせずにスピリチュアルや宗教に縋ったり、誰かや何かのせいにしている間は、人生の舵取りを自分以外の誰かに明け渡している。
麻薬やアルコール、不倫や虐待も同じ。
それらに耽溺している間は、自分の不安を忘れられるのだ。

( -自分の本当のこころ   不安と怒りの正体
間違った親の刷り込み-

私は劣った人間なので、親に愛されなかった。
だから何かの誰かの役に立たなくては、価値がない。親に愛されなかった私は、誰からも愛されない。私のせいではないのに、愛せないのに産んで、都合よくコントロールした親が憎い。

-不倫、浮気、DV、モラハラでも別れない理由-
今のところ、それでも愛してくれるのは、家庭のある既婚の不倫相手か、親と同じことをするモラハラまたはDVあるいはアスペの幼稚でナルシスティックな自己中人間だけ。

殺したいほど憎いのに、別れられないのは、愛してくれなかった許しがたい自分の父親と無意識に重ねているから。
向き合うのは、不倫相手ではなくて、自分の心の本当の不安と怒り。
そして今だに人を変えて、親の代わりの代償行為的に愛されようとしている間違った恋愛感。

-しっかり受け入れる必要のあること-
自分は愛されなかった。
でもその親たちも、愛が何かを知らない人たちだった。自分と親は、違う人間。
なりたい自分になっていい。
間違った刷り込みに気づいて、自分のために書き換える。ポジティブな言葉を自分にかける。
言葉は言霊である。その力を尊重し、信じる。

実際には、子供をしつけと称して過度に叩いたり罵倒している発達親は、実社会で弾かれたストレスを八つ当たりで発散しているだけなのだ。
そんなことをしても何一つ解決にはならない。
しかし、彼らはそうしていないと、不安で自分を保てないのだ。感じた不安を自分で受け止めて解決する能力がない。
常に言い訳をするし、誰かのせいにするので、嫌われている。罪悪感も共感力もないので、自分さえ良ければ他人はどうでもよい。
だから、嫌われるのに、それがわからない。孤独の無限ループ。

理不尽で幼稚で自己中心的な話し合いのできない親から逃げ出せない子供は、エネルギーを吸い取られて自滅か他害のどちらかをたどることが多い。親と似たような異性に逃げて負の連鎖を繰り返すか、不倫や病気、何かの依存症か自殺、または引きこもり、最悪はそこからの他害。

キツくても立ち上がり、自分の人生は自分で作ると覚悟を決めた時、初めて自分を苦しめる親の呪いから解き放たれて人生を楽しめるようになる。
その時、その真の価値に気づくことができるだろう。
それには、困難に立ち向かう勇気という剣を手に入れなくては、切り開くことができない。
だが、その剣を手に入れる方法を毒親は教えてはくれない。何故なら彼らも持っていないからだ。
誰かが自分に差し出すか、代わりに戦って守ってくれるべきだと信じている。
そんな人に執着しても、何も学べないだろう。
反面教師にする前に、心が潰されてしまうことが多い。とっとと逃げ出すべきだ。

子供の自立を阻む勝手な毒親に、人生を奪われてはならない。
人生は、楽しむためにある。
親のためでも夫のためでもないし、義両親や子ども、世間や上司のためでもない。

自分の人生を楽しもう。
自立しよう。

自分の力で生きていける。
経済的にも精神的にも自分一人の力で生きられる。何があってもわたしは大丈夫。
というのは、人に利用されやすいアダルトチルドレンにとっては強みである。

今、アダチルで生きづらい若者は、ぜひ手に職をつけたり、専門性や強みを生かして、自分の居場所を見つけて欲しい。
そして、人とうまくやれなくても、仕事だけは結果を出せて暮らしていけるライフラインを獲得してほしい。
ヒントは、自分の興味のあること、好きなこと、得意なこと、何時間でも没頭できることを早めに見つけることだ。
わからない場合は、やりたいことを考えて、それがわかるまで、手当たり次第に思いつき次第試してみることだ。
ただしこれらは、少なくとも30代までに終えていないと、万年トムソーヤ、冒険野郎になり、自活できないすねかじり人間となってしまい、周囲から自立した年相応の精神年齢の人がどんどん去っていくことになるので、要注意。

そして、一番重要なのは親への憎しみを感じ切ること。親が発達障害だった、自分がアダルトチルドレンだと気付ければ、大分ストンと落ちると思う。自分にも発達障害の特性があることに、気づくかもしれない。その障害的特性をカバーして働く道を模索するために、専門の本を読んだり、セラピーを受けたりするのも有効だと思う。
田房永子の漫画もおススメ。発達障害の毒親持ちは、読んでみると他人とは思えないだろう。

私のように、幼少期に親との愛着関係がなく、早い段階で脱出して現在絶縁しているサバイバーアダチル一人っ子の場合、辛い時のよりどころを友人や恋人、依存物質にどっぷり向けて疎まれ、更なる自己嫌悪ループにはまってしまうことが多い。
最近はそうなる前に近所の神社に行って、御神木やら神様へ参拝の程で勝手に吐き出したいことを話して聞いてもらい、力点を分散している。
このような場所だと多少風変わりなことをしてもあまり目立たない。

失敗は多々未だあるけれど、出来る限り何があっても楽しく過ごすことを念頭において行動することが精神的に健全である事が多いとやっと気づいた。

楽しく生きる。

これが人生の目的。
これを子供に教えられない親は、毒親だ。