孤児院から男の子を引き取るはずが、手違いで女の子が来てしまった。
一度は送り返そうとしたのだが、少女の心を傷つけてしまったことに心痛め、引き取ることに。
持ち前の想像力と口から先に生まれたような話し好きで、家族を、学校を、明るく染めていく。
そんな少女の成長物語。
でいいのかな?
一般には「赤毛のアン」として知れ渡っている物語の原本。
実は、上記の内容位しか知識に無く、物語はまったく知らない。アニメもやっていた頃に
TVガイドを購読していて、放送しているのは知ってはいたが、一度も見なかった。
ケーブルTVで放送された映画3作はすべて録画保存しているのだが、まだ見ていない。
ただただ、ハリーポッター全巻(続編や挿入童話集も含めて)原版で読破したついでに、
児童書レベルなら英語版でも読めそうな気がして読み始めた。
まあ、4割程度は読めたのかも知れない。
タイトルは日本語版にしたときに付けられた物で、このいきさつは朝ドラ「花子とアン」でも
取り上げられたが、実は赤毛では無いのに、このタイトルがぴったりという。
本を読んでやっぱりそう思った。
「にんじんの様な髪の毛」とからかわれたことがすべての始まり。
そして物語は、実は「少女の成長物語」というよりも、「髪の毛のことをからかわれて
大嫌いになった男の子とどのようにして仲良くなったのか」という顛末が中心。
少女アンは、ギルバート少年が大嫌い。その名を口にすることさえ嫌だという、徹底的に嫌って
いるのに、ギルバートは最初の失言をずっと後悔し続け、仲良くなりたいから謝ってもいるのに、
決して許してはくれない。池で溺れて死にかけたときに助けてもらっても、お礼さえ言わない。
しかし、二人とも学力においての才能は認め合っていて、ギルバートはアンとともに競い合いたい、
アンは彼にだけは絶対負けたくない、という方向性は反対方向だけれど、学年首位を争うライバルとして
お互いを意識し合っている。事情を知らなければ、良い友だちになれると誰もが思っているのに、
最初のボタンの掛け違いが何年も続いていて今さら直すことなど出来ない。
しかし、掛け違えたボタンをすべてはずさざるを得ないような事態に直面したとき、
あらためて一からボタンを掛け始めることになって、やっと食い違いが修復されることに。
長い時間をかけてそこまで辿り着いて、物語は終着となる。だからこそ「赤毛のアン」
なんだろう。
いやしかし、文章に慣れるまでは面食らった。とにかくおしゃべり好き。聞き役のマリラは
何度か注意もしたし、マシューとなると、彼は発言していただろうかと思われる位。
英語版だから、途中で目を離すと、どこまで読んだかわからなくなる。
おまけに辞書にも載っていないような単語が多く出てきて、意味不明のまま最後までわからず
じまいの部分もあったり。最初の日本語翻訳者の村岡花子さんを尊敬する。