ドキュメンタリー『カルラのリスト』(解説)
<賞金500万ドルが賭けられた戦争犯罪人を追う国連検察官>
オランダはハーグ、旧ユーゴ国際刑事法廷(ICTY)。
そこに逃亡中の戦争犯罪人を捕まえようと闘う一人
の女性がいる。
彼女が追うのは、賞金500万ドル(6億円)がかけられ
たカラジッチとムラディッチたち。彼女の名は、
カルラ・デル・ポンテ。
1995年のスレブレニツァの虐殺(ボスニア内戦に
よるセルビア人勢力によるモスレム人集団虐殺)
によって夫や息子たちを失った女性たちの悲痛な
叫びを誰よりも強く受け止め、戦犯を追い求める彼女。
しかし、それを拒むのは集団虐殺の戦犯だと知っ
ていても彼らを逮捕しない当事国セルビア政府だった。
11月10日(土)~11月30日(金)
:東京都写真美術館ホールにてロードショー
12月1日(土)よりアップリンク Xにてロードショー
アップリンクのメルマガより引用
http://www.uplink.co.jp/carla/
http://www.uplink.co.jp/news/log/002283.php
ディカプリオのブラッドダイヤモンドやニコラスケイジのロード・オブ・ウォー
そしてホテルルワンダなど
内戦を扱った映画が公開されていますが、今度は戦争犯罪人を
追う映画です。
戦争犯罪人追及といえば、イスラエルのサイモンヴィンゼンダールセンター
が有名ですが、こちらはルワンダ虐殺や旧ユーゴを経て最近設立された
国際機関の活動を映します。
こういう機関ができてこのカルラという方も必死に
頑張っているのだと思いますが、国連の機関ですからね。
中国やロシアなど常任理事国にも当事者がいますし、そういう面も
えがかれているのか楽しみです。