昨日 7月2日日曜日、サントリー美術館に行きました。
「神の宝の玉手箱」展が開催されています。
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「手箱」とは、大切な道具(化粧道具など)を入れるための箱です。
豪華な金蒔絵や螺鈿で彩られたものは、玉なる手箱。
玉手箱の内容品 一例。
化粧道具と櫛ですね。
この他、薬や文房具などが入っていることも。
なぜ化粧道具がこんなに大事なのかというと、化粧や櫛には「魔除け」「呪力」の効果があると古来から信じられてきたからである。
そして、それらを収める箱にも神秘性が宿っている…。
凄い化粧(少し昔に流行ったヤマンバメイクとか)を見て、ウワッΣ(゚д゚;)となった経験はないだろうか。
あれは、貴方の脳がウワッとなったのではなく、貴方の心に巣食う悪鬼が潰れた際に発した断末魔なのだと思う。多分。
1回のウワッで1匹の悪鬼が潰れ……。
長くなるので次に行きます。
↑「類聚雑要抄指図巻 第六巻(部分)」
手箱の内容品が細かく描かれています。
弁当箱じゃないぞ。
↑「片輪車螺鈿蒔絵櫛箱」
白っぽい部分が螺鈿(貝殻)。
人工物には出せない美しさ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
サムネ画像の 国宝 《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》(北条政子の愛用品らしい)も、↑の手箱も、その他金色の豪華な手箱も…
全て、意外と大きかったです。
B5くらいのを想像してましたが、A4のコピー用紙1000枚くらい入りそうですφ(.. )
その他の展示品。
↑「秋草蒔絵角盥」
手洗いや剃髪の際に用いた盥(たらい)。
↑「錦包挿鞋 (熱田神宮貞享神宝類のうち)」
↑玉佩 (熊野速玉大社古神宝のうち)
礼服着用の際に腰に帯びる装身具だそうです。
小学生の時にやっていたビーズアクセサリー作りを思い出すなあ( ̄▽ ̄)
展示品を全部持って帰りたいくらいの素晴らしい展示でした!
漆、蒔絵、螺鈿などが好きな方、
金色のものに囲まれたい方、
昔の人のお道具が好きな方…
行って損はありません(∩・∀・)∩
この展示は7月17日までです。
7月8日~最終日は、国宝 《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》の蓋裏が公開されます。
(今は蓋が閉まっている状態です)