3月1日に、森アーツセンターギャラリー&森美術館に行きました。
まずはラファエル前派展から。
1848年に、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハントにより結成された芸術家グループ「ラファエル前派兄弟団」。
当時はその写実的な作風が批判を浴びましたが、、美術評論家ジョン・ラスキンが「私は彼らの作風を高く評価しますよ(°∀°)b 」と擁護したこともあり、受け入れられていきました。
彼らの作品は、どれも美しい…(*゚ー゚*)
「オフィーリア」 ジョン・エヴァレット・ミレイ
シェイクスピアの戯曲「ハムレット」から、ハムレットの溺死する恋人を描いた作品です。
某美術アニメによると、この時点ではオフィーリアは死んでいないそうです。
「見よ、我は主のはしためなり(受胎告知)」 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
翼のない天使は弟を、聖母マリアは妹をモデルにしています。
奥行きがおかしい とかで批判を浴びたらしいですが…そう言われれば確かに(・・;)
「良心の目覚め」 ウィリアム・ホルマン・ハント
今は豪奢な愛人生活をしているけど、将来は…。
「釈放令、1746年」 ジョン・エヴァレット・ミレイ
犬ーーヘ(゚∀゚*)ノ! フサフサだーー!
「モンテ・ヴァンナ」 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
「プロセルピナ」 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
「4月の恋」 アーサー・ヒューズ
美しい女性たち。
…と、ここまで観ただけなら「綺麗な絵だな~」で終わっちゃうのですが…
驚くのは、画家たちのリアルな生活です。ことに異性関係。
画家がモデルの女性と結婚する、というのは良いんですが
愛人がいたり、画家仲間とモデルとの三角関係になってたり…(;^_^A
個人的に一番「ないわー」と思ったのは、ミレイ。
なんと、前述のラファエル前派を擁護したジョン・ラスキン先生の妻と恋愛関係になります。
その後、妻はジョン・ラスキンとの婚姻を解消する訴えを起こし、ミレイと結婚。
子供を8人も産み、良いパートナーになったそうで…
ラスキン先生、可哀想すぎ・°・(ノД`)・°・
この展示は4月6日までです。