僕の僕のアルファとしてクロップを見るようになった。財産も生活の伝手も何もかも奪われ、小屋に住むようになり、他にすることは無いよね。日常を営むことが彼のでき得ること。それに満足していた。クロップが訪ねてくれることだけを願っていた。その頃クロップは毎日訪れていた。確認をするように小屋の中を調べていた。怖かったけれど、クロップが訪れてくれるだけで嬉しかった。もう本当にオメガになり、クロップに刻印されたんだね。同時にクロップも刻印されたけど。