何度も読み返したいお話。マンガとノベルと両方あります。マンガでは描かれていないところはノベル参照。
当たり屋をしていた青依が、ケミカル会社の社長印南に拾われ、更正し(?)恋人となり甘々だけど、健気に成長するお話。
心の機微を揺らし、涙を誘ったり、ウフフと笑顔になるエピソードが満載。
青依が健気で前向きで、いじらしい。
好きなエピソード
カメラアイの青依が、印南と酒匂が忘れていった書類に気づいて、必死に会社に届けたのに、受付で取り次いでくれず、ついヤンキー的な大声をあげてしまい、周囲の目に気づいて、しまったと思ったところに、酒匂が出てきて、「何騒いでいるの!」と追い討ちをかけた。その書類は必要ないと言われ、「そんなことない」と訴えたが、そのまま帰されてしまった。
エレベーターのなかでしゃがみこみ、「あんなに騒いで、俺印南さんに恥をかかせた。全然だめだ」「少しでも役に立ちたかったのに」涙する青依。
結局、青依の方が合っていて、帰宅した2人に謝ってもらったのだが。
こう書くとたいしたエピソードとは思えないかもしれませんが、マンガ本編を読むと、泣けるんですね。日常でもありそうなエピソードで、こんな思いは誰の記憶にも想起されることがあるのではないかしら。
「印南さんに恥をかかせた。ごめんなさい」と謝る青依に「そうじゃない、俺がお前に恥ずかしい思いをさせたんだ、悪かった」と謝る印南。印南の胸に顔を埋めて泣く青依。
泣けるわ。