こんにちは

 

シルバー川柳は、公益社団法人全国有料老人ホーム協会が毎年「敬老の日」(今年は9月18日)に向け公募しています。

第23回「シルバー川柳」今年の入選作品に

名人戦を詠まれた川柳がありましたよ!

 

それがこちらです

下矢印

 

 

 

○棋士よりも 菓子が気になる 名人戦    カジ(東京都、76歳、男性)

 

 

リアルではまだコロナの影響で

盤側では、まだおやつ食べられないけれど

いつかはこんな姿が見れるようになるのでしょうかね。

 

 

今回の傾向として

以下の題材がよく詠まれています。

過去の入選作を見ましたが

注目の出来事などが詠まれたものの入選作はほとんどなくて

加齢や老化現象がほとんどだったんですよね。

それから考えると、藤井聡太先生や、大谷翔平選手の目覚ましい活躍じゃ

シニアにも元気を与えているんじゃないでしょうか。

 

 

 

○新しいキーワードと日常生活の巧みな結びつき

特殊詐欺などのニュースでよく耳にする「闇バイト」、政治改革の旗印のようになった「異次元」のほか、「顔認証」「離脱」「AI」といった時事的なキーワードを、日々の暮らしで感じている「老い」と巧みに結びつけた作品が多く寄せられました。

入選作:同窓会アルバム持参で顔認証

         髪の毛が許可なくどんどん離脱する

     宿題を孫に頼まれ闇バイト         

     古稀過ぎてトイレの回数異次元へ

           AIに冥途の行き方聞いてみる

 

○共感を呼ぶ加齢ネタ、夫婦ネタは今年も健在

題材別データでは、今年も1位「日常生活」、2位「肉体、知力の衰え、老化」、3位「身内、家族全般」となっており、体の不調や物忘れなどの加齢をテーマにしたものや、老後の夫婦の姿を描いた作品が目立ちました。ユーモアたっぷりにシニアの日常を五七五に詠み込んだ作品は、多くの人の共感を呼びそうです。

入選作:自己紹介名前、出身趣味、持病

    どうしよう昔のことも忘れてる

    痛いのはこことあそことあら全部

            免許より夫返納したい妻

        断捨離のリストに載せるな俺の名を

         

○注目の出来事、人物、流行を織り込んだ作品も

将棋では藤井聡太棋士のめざましい活躍、野球界では大谷翔平選手や佐々木朗希選手らの記録に注目が集まっています。そんな出来事や人物を取り上げたり、「樹木葬」「サウナ」など流行のキーワードをうまく織り込んだ楽しい作品も多く寄せられました。

入選作:棋士よりも菓子が気になる名人戦  

      翔平か朗希にしよう孫の名は

    樹木葬スギとヒノキは避けてくれ

            初サウナととのうはず脈乱れ

 

 

 

今年の敬老の日は9月18日

 

シリーズ累計99万部突破‼

『シルバー川柳13 妻の名を呼んだつもりがネコが来た』

公益社団法人全国有料老人ホーム協会+ポプラ社編集部編

定価1100円+税