探偵業界にはいくつかの団体があるが、その中でも一番歴史が古く、加盟員が多いのが一般社団法人日本調査業協会である。
その中で、東京なら東京都調査業協会、神奈川なら神奈川県調査業協会といった下部組織が、全国に存在する。
かくゆう我社も、東京都調査業協会と千葉県調査業協会の二つに属しており、俺個人は千葉県調査業協会の副会長を仰せつかっておるのだ。
そんな中、つい先日埼玉県に新しい協会が誕生した。
『さいたま調査業協会』である。
なぜ、平仮名表記の上、「県」が抜けているというと、もともと埼○県調査業協会という団体が存在するからである。
探偵業界では周知の事実であるが、埼玉県には大手探偵社グループが存在し、埼玉を拠点にしながら全国の悩める方々から暴利を貪てっていた。
平成19年に施工された探偵業法の立法に対し、あからさまに反対の声を上げていたのもこのグループであった。
そのグループに君臨する代表が、埼○県調査業協会の会長だったわけである。
そんな団体の長が他の団体と足並みを揃えるわけもなく、10年以上に渡り、日本調査業協会の会合に不参加だったのだ。
いわば、我々探偵業界の人間にとって、埼玉県は触れてはならない魔界であり、いじってはならない腫れ物だったわけである。
しかし、とうとうそのあり方に異を唱える者たちが現れた。
30代、40代の若き経営者達である。
このままではいけない、埼玉の探偵は変わらなければならないと奮い立ち、似て非なる団体、『さいたま調査業協会』を立ち上げたのである!
と、長くなったが、要するにこの発足会に千葉県の代表として御呼ばれしたわけだ。
南浦和の駅で千葉の会長のクロちゃんと合流。
会場までの無料バスに乗ると、着いた先は結婚式場。
中に入ると、政治家のパーティーかしらと思うくらい立派な会場である。
指定された丸テーブルに座ると、右に東京の専務理事、左に東京の支部長、その隣は東京の元会長、正面には神奈川の元会長と専務理事。
それはそれは場違いなテーブルに座らせれちまった。
まあ、みんな知らない仲ではないから構わないのだが、酔っ払うと手に負えない爺い達なので要注意。
出来るだけ酒を飲ませないよう、各自に料理を小分けして振舞う俺。
神奈川の元会長サカイさんが、「フルさん、マメですね~」と言っていたが、実は絡まれ防止の為だったのだw
クロちゃんは、俺を置き去りにして一次会で帰っちまったが、千葉県がみんな撤収するわけにもいかないので、俺だけ二次会に参加。
二次会は、西川口の綺麗どころがいるスナックだったので、爺さん連中は大はしゃぎ。
聞いた事のない昭和歌謡が4曲連続かかり、アラシックスだけ大盛り上がり。
最後は、「お嫁サンバ」を披露したさいたま調査業協会初代会長のタカムラ氏が挨拶をし、発足会は無事終了した。
何にせよ、若い世代が一丸となって新しい事に取り組む事は素晴らしい事である。
神奈川も新しい世代が中心となって動いているし、千葉県も然りである。
さいたま、神奈川、千葉の40代経営者が一つの方向に向かって動き出せば、業界全体も変化して行くかも知れない。
さいたまの皆さん、頑張って行きましょう。
ちなみに、「さいたま」だって言ってるのに、挨拶する爺さん婆さんが「埼玉県、埼玉県」と連呼してたのには笑ったつーか、呆れたw
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