結婚準備を進めている最中、いきなり結婚を止めようと言われた。
相手が婚約を解消したい本当の理由は何？

婚約とは結婚を約束し共に人生を歩んでいくと誓うことを言います。一般的に婚約指輪を渡す際にプロポーズを行い婚約に至りますが、特に形式ばったことはせずに自然と婚約関係になる場合もあります。

婚約指輪は二人の約束を周囲の人間から見ても信憑性のあるものにし、また二人の財産にもなります。もしどちらか一方の都合で婚約がなかったことになる場合、婚約破棄にあたる可能性があるのでしっかりとした額の慰謝料請求が見込めます。

婚約解消を申し立てられた理由は本当の理由で、婚約破棄には当たらない理由でしょうか？もし自分がその立場に立った時を想定し一度考えてみてみましょう。

婚約の定義とは

婚約と言っても何をしたら婚約なのか、という疑問はありますよね。どんなことが婚約に値するのか例を挙げていきます。

・婚約指輪を渡す（受け取る）

・新婚旅行の予約をする

・結婚式場の予約、打ち合わせをする

・両親との顔合わせをする

・友人、親族への公言

・妊娠

・新居の準備

・寿退社

などが挙げられます。これらを証明できるような領収書や証言があれば婚約していたと推認されるでしょう。

婚約破棄にあたる行為

続いて婚約破棄にあたる行為です。どんな行為が婚約破棄になり賠償金の支払い義務が生じるのでしょうか。

・浮気した

・心変わりした

・親に反対された

・信仰の相違

・犯罪を犯した

・性格の不一致

などが挙げられます。上記の内容のような理由で婚約を破棄された場合、慰謝料請求や損害賠償請求が可能です。

婚約破棄による慰謝料の相場

婚約破棄による慰謝料は価格帯の差が大きいです。交際していた期間や婚約していた期間、婚約破棄の理由などから金額は増減しますが一般的な相場は50～200万円ほどになります。

慰謝料の他に、結婚に向け準備していたものが無駄になる場合、その損害賠償も請求できます。例えば結婚式場のキャンセル料、婚約指輪、新婚旅行のキャンセル料、引っ越しのための資金などが挙げられます。

一方的な理由で婚約が破棄になった場合は、これらの責任も取る必要があります。

婚約破棄で多い理由

では、そんなリスクやお金をかけてまで婚約破棄をする理由とは何なのでしょうか。婚約破棄で一番多い理由、、、それは浮気です。ほかに好きな人ができた、性格の不一致、心変わり、これらを理由に婚約解消を迫られた場合、実は浮気されている可能性が高いです。

夫婦間で浮気を隠しつつ離婚を申し立てる場合も同様の嘘を並べ話を進めようとするケースがあります。婚約期でも同じく、浮気を隠して他の理由をでっちあげ婚約解消しようとする場合があるのです。

怪しいと思ったら浮気調査

これまで説明した通り、婚約破棄は慰謝料請求が可能です。結婚していないからとあきらめず、法的な措置を検討してください。婚約に至るまでの期間は人によるものの、数年以上交際する場合も珍しくありません。その結果、婚約という誓いを交わしたのであれば、それを破った相手には相応の制裁が必要です。

婚約せず長い交際の末破局することは何も問題ありませんが、自分の意志で約束したことを身勝手な理由で破るのは責任感がなさすぎます。もし、一方的に婚約解消を提案された場合、すぐに了承はせず調査を検討してみましょう。

きっと相手方はすぐに解消させようと急かしてくると思いますが、そんな身勝手に解消を迫ってきた相手の要望に応える義務はありません。心の整理がつかないとはっきり伝え時間をかけて調査してみてください。もしかしたら、相手の行動が婚約破棄にあたるかもしれません。もし、浮気していた場合、夫婦間の場合と同様、浮気相手にも慰謝料請求が可能です。

婚約期間が長いほど解消・破棄の可能性が上がる

当たり前の話ですが婚約期間が長ければ長いほど、婚約が解消される可能性が高くなります。婚約期間中の喧嘩や金銭トラブル、浮気や家族間の拗れなど、結婚してからなら離婚までせずとも解決できそうな問題でも、婚約中は離婚よりもハードルが下がりがちです。

戸籍上苗字も変わっておらず、別々の道を行くならここが最後のチャンス。それが婚約期間なのかもしれません。

そう思い独身時代を満喫しようと浮気をする人は男女問わず多いです。これを独身時代の最後の盛りと見逃してやるか、そんな事実があった時点で結婚を止めたいのか、価値観は人それぞれです。自分の気持ちに正直に、納得のいく解決方法が見つかればと思います。

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