とある夏の思い出 (怪) | 走れ!!いつもどこかで探偵マン

走れ!!いつもどこかで探偵マン

依頼がある限り、いつもどこかで走り続けている熱血探偵マン!(注:自称)
百人百色、人生色々、トラブル色々、受けるお悩み色々。
 
◇探偵コスモサポート◇

深夜0時

対象者を追って、とあるマンションに行き着く。

部屋の位置などを確認すべく、当マンションの視察をしたいが、周りは狭くなかなか見回す事が出来ない。

そこで、隣に建っていた古アパートの上からなら何か見えるかと思い、足を踏み入れた。

鉄製階段を、足音を立てないようにそーっと上っていく。

二階に辿り着くと、一階では気付かなかった異様な匂いが一帯に立ち込めている。

人間の体臭?ワキガの様な匂い?
部屋の中からとかではなく、一帯に充満している感じだった。
廊下は外に面しており、鉄製の柵のみで空間が密閉されている訳ではない。

数室の部屋は全て消灯、廊下の電気もなく目を凝らさないとよく見えず、生活音なども何も聴こえてこない。

二階廊下に足を踏み入れる。

奥の部屋の前に、家財道具などが無造作に積み上げられている事はすぐに分かった。

もう少し目が慣れた時に目に飛び込んで来たのは、積み上げられている家財道具の中に紛れ、ぼぉ〜っと外を眺めている男性のシルエット。

わっ❗️人がいた❗️

小声で「あ、すいません!失礼しました。」
と、お詫びの言葉を残し、足早に撤退。

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。

❗️(o_o)❗️
もしかしてもしかする?
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