絵や工作のテーマを決めるのは実体験からが一番!


 プライベート指導で、お子様と

                            「井の頭恩賜公園」に行き

                             ました。


 絵や制作、なかなか厄介なものですが、

楽しんですることが一番!なので、それには、

日常生活の中から、お家柄、又、そのお子様の好みなどに

則しての「テーマ決め」は、夏休みが最適でしょう。


良くお子様のお話を聞いてあげて、「何が好みなのか?」を

見つけることから始まる・・・と思います。


他のお子様の素敵な作品や、過去の合格者の作品を

見せて、お母様や指導者が「いいね!」としても、

本人が描いたり、作ったりする気持ちにならなければ

どうにもなりません。


「上手な絵を描くこと」

「上手な作品を作ること」 で、多分ですが、「合格」が

決まるとは思いません。


それよりも、絵を描いている時に、作品を作っている時に

①嬉々としてお子様が取り組んでいらっしゃるのか、

②工夫をしていらっしゃるのか、

③諦めないで考えていらっしゃるのか、

④他のお子様の真似などをせず、自分の良いと思った

  ことを行動におこしていらっしゃるのか、

⑤生活体験が豊かな様子が見られるか、

⑥作品や問いに対して明るく、元気に、魅力ある応対

  ができていらっしゃるのか、

⑦作品が”自分のもの”になっていらっしゃるか、 

どうか・・・等々でのご評価で決定されるのでは?・・・と

過去の合格者の試験中での先生方とのやり取りや

”こんな風にやってきたよ!”とおっしゃって描いてくれた

もの、作ったものから判断、推察できます。


まずは、テーマを決めること、それには、実体験からの

方がお子様が「よし、これにしよう!」と決めやすいです。


春以来、あるお子様に、きれいな色の鳥を描けるように

指導しました。 そのテーマですと、色々なことに応用が

利く・・と判断してのことですが、最初のうち、余り、気に

入っていらっしゃらなかったのか、折角の良い題材だと

思うのに自分からそのテーマを応用して作品に反映

させることをほとんどしてくれませんでした。


でも、ある日、お母様が上野で開催されているある

展示会に連れて行って下さったら、その中に描けるよう

なっているその“鳥”を見つけて、とても印象に残った

ようで、それ以来、喜んでその題材を色々な形で

応用することを自分からしたい!とおっしゃるように

なりました。


こうなれば「しめたものです!!!」

お母様のご努力のお陰です。


又更に、その日以来、その鳥の生息地や生態にも

関心を示し、世界には色々な珍しい生き物が住んでいる

ことを理解し、興味を持ったことで、学習の意味がつな

がった・・・と思えました。


教えられたものを覚えて描くことから、本当に興味を

持ったものを、自分の「もの」にしていければ、試験官

からの言語での質問にも、子供らしく、自分らしく、

堂々と応対ができると思います。


一つのテーマで全部の領域をカバーすることはでき

ませんが、「自分に自信をもって、自分らしくあること」

奨励する慶應義塾の考え方では、「何か一つ、

絶対の自信があるもの」を見つけて、それをテーマに

して臨むことは、決して間違った対策とは思いません。


夏休み、皆さまのお子様はどんなことに興味をお持ち

になられるでしょうか? 天才も環境から!?・・・と

言われています。


S.Y