お料理の注文をタブレットで







  色々な場所に、タブレットが・・・。


  一流のレストランでは、多分だが、まだ、少し分厚めの格好良い


メニューを渡され、その中から選ぶ・・・ことの方が多いのではないで


しょうか。


 先日、「今日まで」の ディナーが少し割引になる券を使うために、


東京アメリカンクラブのレストランに行った。新しくなったアメリカン


クラブの他の施設と同時期にはそのレストランはできていなかったことと、 


ディナーのみなので、数日前が初めてのことだった。



 ブラジル人(後に尋ねて分かったことだが・・・)のウェイターから、


主人と私、それぞれに渡されたのがタブレット。 お料理もシャンパンも、


ワインもその中から選んで・・・と。


勿論、全部が英語バージョンで。


お料理はタッチすれば、写真が出てくるので、


よりリアルで、 オーダーしたものと、実物が違う!? なんてことは


避けられるが、 折角だったら、もっとやり取りがあっても・・・。


 改装前の、 アンティークの家具で、イギリス調のステーキが


美味しかったそのレストランは、初めて行った時、 なんだか、緊張


して、どきどきしたものだった。 若かったせいもあるが、背伸びして


いる場所に感じられる程、いろいろなことで格式が高かった。


今、改装なって、 素晴らしい施設にはなったが、善き伝統


をも、 何だか無くなってしまったような気がするのは、


年を取ったせいだろうか。 お若い、今お働き盛りの方々には、


タブレットで料理を注文するのを、かえって、便利で良い!?


とお考えかもしれませんね。


 色々な利点があるので、今後、タブレットの使用が益々増える


とも予想される。


 3月に、 立教小学校の西村校長先生をお招きして、


渋谷の大盛堂さんで「絵本の読み聴かせの効用」と題して、


ご講演をいただいたが、その際に、


立教小学校では、今後、全員に1台、タブレットを持たせて・・・


のようなお話を校長先生がなさっていらっしゃった。


 先日も、 小学部のあるご父兄が、


「どうせ、そのうち、字を書かなくなる時が来るので、


自分の子どもが、字をきれいに書かなければ・・・とは余り思って


いません」・・・と。


 1年生の学校の宿題で、 書写がどこの学校でも


今は出ているが、近い将来、そんなものは!?


となるのであろうか。


S. Y