志望理由を・・・
9月に入ると、多くの私立小学校(幼稚園)で願書が配布される。
ほとんどの学校(幼稚園)が願書に「志望理由」を書く欄がある。
もし、特別になくても、面接がある学校(幼稚園)なら、その時に必ず聞かれる。
学校(幼稚園)側が志望理由を聞くのは、どれだけその学校(幼稚園)のことを分かっているのか、
事前に良く学校(幼稚園)のことを可能な限り知った上で、志望しているや否やを見極める材料にして
いるのだと思います。
「志望理由」は、4~5行のところから、20行以上のところまで様々ですが、
200字位でまとめなければならない願書ですと、「思い」 をその文字数の中に入れ込むのは、
かなりの文章を書いた上で、削ぎ取って行く作業が必要になると思います。
200字位ですと、決まりきった、他者と余り違わないような文章になってしまいがちですから、
「200字内」として最初から文章を考えるのではなく、その何倍もの資料と、その何倍もの
字数で、まずは、「何故この学校に入れたいのか」のお考えを文章にしてみることをお勧めします。
①家庭の教育方針は?
②なぜ、私立を受験するつもりになったのか?
③志望校は?
④なぜ、その学校なのか?
⑤具体的にどんなお子様に育てたいのか?
以上の事等を、良くご両親でお話合いになり、それを先ずは文章にしてみる。
そのことが、大切だと思います。
「面接」は、提出された願書を見て…、質問されることが多いです。
大体の場合、学校(幼稚園)側が、事前に”こんなことを聞こう” と、受験者皆に、一様に聞くための質問
事項を準備しているはずですが、もし、願書に特筆された文章が書かれていて、事前に面接官が読んだ
時に、「この親はどんな人なのだろう?」と思わせる “何か” があれば、きっと、 事前にご用意
なさった”全員に同じ質問” でない、学校側が興味を持った文面に対する質問をしてくださると思います。
「一生懸命書いたつもりなのに・・・」、 「もう、絶対にこれで良いと思ったのに・・・」で、
書き上げた時は、”ほぼ完璧!” と思われた願書であっても、沢山の願書が集まり、
それを読んでいると、多くは、同じ様な内容で、印象に残らない、平凡な文章で・・・と
読み手が感じる中に入ってしまっては困ります。
志願者が学校の教育方針なり、歴史なり、特徴なりを良く理解していて・・・は、その学校を受験
する以上、「当たり前」の、いわば、最低レベルの、同じ思いのご家庭と変わらない線上にあるわけです。
私立の学校です! 当然のことながら、学校側が願書や、面接で見極めたいのは
ずばり、「このご家庭を受け入れた時、どんなことが学校にとってプラスになるか!?」であることを
理解し、その視点に立って、願書を作成しなければ、「この親御さんには、こんな質問をしてみたい」
と事前にチェックが入る仲間の願書ではないのかもしれません。
「願書」に志望理由が書いてあるのに、更に、同じ質問を学校(幼稚園)側がすることは
よくあることですが、 もし、本当に学校側が事前に願書を読んで、<この親御さんは?> と思って
いらしたのなら、たったの10分位の面接時間を、すでに書いてある≪型どおり≫の質問で時間を使うこと
をなさらないと思います。
「願書」は、面接で「普通の評価」になるか、 学校(幼稚園)側が積極的に、
「この家庭を受け入れたい]
とお考えくださるかの、まさに、その成否は
「願書しだい!?」・・・と。
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