夏休みは多いに実体験を! 待つ忍耐も!


  今日から、教室は夏休みのカリキュラムになった。


 普通は、毎週1回のお授業を月に4回のパターンが多いが、 夏休みは、


 ≪8月集中授業≫として、8月の4回分を、毎日連続して1時から午後一杯で授業を行う。


  なるべく授業内で、分からないものがないようにしたいが、次の日に


 前日出来なかったことを復習で確かめられるので、より、そのお子様の学習度がはっきりと


分かることは、ご家庭も、教室も、その後の対策を早く立て易いのが良い。


 毎日、宿題も出すので、 必ずやっていらっしゃるように仕向けて欲しい。


毎日、授業があり、宿題もあると、家庭学習が大変ではあるが、 夏休みは、幼稚園がない


ので、朝の時間を習熟度をUPさせるために有効に使うことが、今後のお子様の成績UPに


つながってくる。


心して過ごされるようにお願いしたい。



その際にお母様にお願いしたいこと:


①今日の授業の仕度は、必ず自分でするように仕向けること


  お子様に、「これとこれを毎日持ってきてください」と、一緒に調べます。自分で紙に書いて


  もらいます。


  その紙を見て、自分で仕度をする習慣を付けさせてください。


  忘れてもよいです。どんなに気を付けていても忘れることは誰でもあることです。


  問題は、きちんとやったつもりなのだけれど、でも、何かの偶然で、忘れてくる・・・のと、


  始めっから、忘れてしまっている…のとは大違いです。 くれぐれも、親が手助けして、


  つじつまを合わせるようなことをしないこと! 親が教室にいらっしゃる出掛けに、


  慌てて、点検をしても、本人は知らないので、大抵の場合、


  「先生、○○がありません!!」とおっしゃいます。 


  「良く、見てごらんなさい。 きっとあるはずよ!」と、 お伝えしても


  「やっぱり、ありません!」・・・・・というケースが多いです。


  実際には、実はお母様が入れて下さっているので、「ある」 ことがほとんどですが。


  忘れて困るのは本人です! 失敗も、次へのステップに繋がります。 


  忘れてすぐに、教室でお貸ししたりは致しません。


  「どうしてもそれが必要な時」、どうしたら良いかを気付かせることも、学ぶチャンスになります。



②宿題は、「先生とお約束したもので忘れていることはないかな・・・」と、ちらっとだけ、


  おっしゃっていただいても…(笑い)。


  でも、自分で「やらなければいけないことがあること!」に、 気付いて欲しいので、


  これも、絶対に、お母様からの方から 「宿題があるでしょう。 忘れたの。 やりなさ


  い!」などと、


  アドヴァイスをしていただかないようにお願いしたいです。



③少し、待って上げて欲しいです。


  集団学習をすると、 そこに、親御さんが参観していらっしゃると、往々にして、


  お子様が少し、他のお子様より遅かったりなさると、又、ストップウォッチで時間設定を


  した際に、明らかに間に合わなかったりすると、 見ていらっしゃる親御さんから、


  そのあとの作業では、お子様に 「早く、早く!!!」と、おっしゃっていらっしゃるお声が


  指導者側に聞こえます。



  確かに、受験では、時間内に仕上げなければ、点数を取れませんから、教室側にしても、


  なるべく、全員が、設定時間内に出来ては欲しいですが、なにせ、5歳児・6歳児さんで、


  発達段階がそれぞれでいらっしゃるので、なかなか難しい…のが現状です。 


  いつも、申し上げていますが、そのお子様が少しでもがんばって、昨日よりも今日の


  方が、さっきよりも、何回か練習したら今の方が…となることをまずは、目標にして


  いただければ…と思います。 受験は、他のお子様との競争ではありますが、


  でも、そのお子様の今の力を分かった上で・・・でないと、お子様自身のモチベーションが


  下がります。  事実は、事実で・・・、 間に合うようにがんばらなければならない・・・と


  本人がきっと、心で思っているはずなので、 他者は、応援するしかないかもしれません。


  夏休みの良いことは、時間がいつもよりあることです。


  お子様が、お子様なりに納得なさるように、少し時間を彼らに上げてください。


  あきらめないで、仕上げることも大事ですから、見守ってあげていただきたいと思います。


  但し、 目標は目標です! 同じ年のお子様が2分でおできになるのが、平均な場合、


  10分もかかっている・・・のは、これは問題です。


  なんとか、少しずつでも、時間を短縮できるように、練習するしかないかもしれませんが、


  その際、どうしても、「早く!」 という言葉を、ちょっと呑み込んで・・・と。



  さて、1時からの授業、 実りある時間にしたい!!!と思います。



  タンポポ会幼児教育研究所