一番に抑えておかなければならないのは・・・・
土曜日の慶應義塾幼稚舎・慶應横浜・早稲田・青学・学習院・成蹊・立教・桐朋学園・桐朋等
受験ノンペーパークラスでのこと。
ペーパーでどんなに良い成績を取れたとしても、 我儘に見えたり、自分勝手に見えたりした
場合「合格」は難しいかもしれません。 一言で協調性と言ってもこの年齢のお子様の精神的
な発達はまだまだお子様、それぞれでしょうから、一概に言えないのですが、 でも学校側と
したら、入学後の集団生活に向いているかどうかをチェックし、自律した、社会性の芽生えが
あるお子様をお取りになりたいのは事実でしょう。
なぜならば、 私立は、ほとんどのお子様が遠距離通学で、本人がしっかりしていないと
学校内でも、学校外でも色々な面で支障が出るからだと思います。
行動観察は、ご承知のように、「行動観察」といった、特別な試験科目がない場合でも、
①遊びの中で
②指示行動の中で
③絵・制作中に
④巧緻性の中で
⑤自由行動中に
⑥体操の中で
⑦面接中に
⑧ペーパー実施時に
⑧教室から教室への移動の中で
⑩トイレなどに行っている間の中で etc.
「行動面全般」、「テスト全体」で、 お子様の態度や、行動をチェックしている・・・・と考えた
方が良いかもしれません。
土曜日のノンペーパーのクラスは、カリキュラムとしては、試験科目として
ペーパーテストの形式で実施されていない学校向けを意識した内容にはなっていますが、
実は、女子校でも、男子校でも、共学校でも、 「行動観察」は一番に抑えておかなければ
ならない領域であることは確かです。
「行動観察」 というと、 お友達と仲良くする、元気に返事をする、ルールを守って遊ぶと
といったことができればまあまあ対策ができている・・・・とお考えがちでしょうか、
そんな簡単なものではありません。
学校側が真に知りたいことは、 受験準備でハウツーを仕込まれた!? お子様ではなく、
ご家庭がどのようにそのお子様に対して、 ご家庭の考え方をきちんと伝えてきたかどうかに
あると思います。
挨拶すべきところと心得ている時には、挨拶ができても、咄嗟の時に、「ごめんなさい」や
「しつれいしました」、「ありがとう」 などの、 気持ちを持てるかどうか・・・でしょうか。
誰でも、「競争です」などと、指示が出ると、夢中になってしまい、、 我先になってしまったり、
誰かにぶつかってしまったのに気が付かなかったり・・・・は、ありがちです。
又、早く行こうとするあまり、 1番になろうとするあまり、物の上を平気でまたいだり、
ふんずけていったり・・・・も。
一番になれなくとも、
①ずるをしないこと
②間違ったら、やり直す勇気を持つこと
③できなくても、一生懸命に取り組んでいることを見せること
④運が悪く、お友達にぶつかってしまったような場合には、そのことに気づき、
「ごめん」とすぐに言えること、遅くなっても立ち止まり、お友達の様子を伺う心を持つこと
⑤間違うことを気にして、お友達の様子を見てから行動するようなことはしないこと
が大事だと思います。
今、そんな 「こころ」 を一緒に皆で、育んでいる最中です。
本人と、ご家庭と、お子様を取り巻く環境にある者、皆が、、そのことに「賛成」でなくては、
なかなか、「そのような心」は育ちません。
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タンポポ会幼児教育研究所