集中力→記憶力→推理力→判断力
昨日のペーパー学習でのこと。
小学校受験でどこの小学校でも頻出率が高い問題は、やはり、「お話の記憶」、
「聞き取り」の問題だ。
ペーパー学習の中で、毎回1枚~2枚を、「お話の記憶」問題として当てている。
①短いお話を読んで、 その後にそのお話の内容について5問。
(10点配分の場合、 1問2点として、 5問。 または、 1点配分が6問、
2点配分が2問で10点のことが多い)
②良く知られている「絵本」を読み聞かせた後に、そのお話の内容についての問題に答える。
このような問題は、
1)ペーパーを裏返しにしておいて、お話が終わった後に、一斉に表にし、回答する。
2)ペーパーは表にしてあり、回答する絵を目で追いながら、その後、お話が終わった後に
質問に回答する。
形式で実施される。
- あさえとちいさいいもうと (こどものとも傑作集)/福音館書店
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- おでかけのまえに (福音館の幼児絵本)/福音館書店
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1)の場合は、集中して聞いて、記憶して、想像して、知識を総動員して回答する。
2)の場合は、「ペーパーは見ても良い」ので、長いお話の中で、どれが、その問題で
回答すべきところなのかを判断できなければならない。 気をつけなければいけないのは、
「見ることができている」ことで、反対に集中できないで、(何か気になる絵があって、そこに
目や気持ちがいってしまい、ちゃんと聞いていないようなケース)結局、 間違った回答をする
事が多いことだ。
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『いもうとのにゅういん』 筒井頼子作 林明子作 福音館書店
この絵本での、「お話の記憶」の問題として・・・・
1)あさえの家族は何人家族ですか。 その数だけ赤の○を書きましょう。
2)友達のひろちゃんと何をして遊ぶ約束をしていましたか。 青の×をつけましょう。
3)遊んでいたら、急に空が暗くなりました。 どんな天気になりましたか。合う絵を探して
青の○をつけましょう。
4)次の日、お父さんとあさえはどこへ行きましたか。 合う絵を探して赤の×をつけましょう。
5)あさえは、 妹に何のお見舞いをあげましたか。 緑の○をつけましょう。
以上各2点で、満点は10点。
絵本を読んだ後に、このような質問をされると、お子様は普通は 「いや」 かもしれません。
ですが、 やはり、小学校就学前のお子様の年齢になったならば、 ただ漠然とお話を
聞いているのでなく、 どんな内容だったのかを頭に入れておけるような習慣をつけた
ほうが、小学校に入って、沢山の人数の中で勉強をする時の助けになると思います。
楽しみながら・・・でも、 上手に良書を使って、
集中力と、記憶力と、推理力と、判断力を 養うことが出来ると思います。
「あなたがこんな時はどのように思う?」
「あなたがこんな時はどのようにする?」 etc.
言語の問題としても、 想像して絵を描く問題としても・・・・。
1冊の絵本から、お子様の能力を伸ばす材料が沢山転がっています。
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タンポポ会幼児教育研究所