家庭学習を効率よくするために
ペーパーテストで「満点を取る必要性」のことを何度が書いている。
結論でいえば、教室でお母様方にも例を示してお伝えしているが、
「必要ない!」 と言える。 勿論、満点をとれれば良いに決まっていますが。
ですが、 どの学校もペーパーテストの点数だけで「合否」を決定することはないと思います。
最近では、ノンペーパーテストで「合否」を決める学校も多くなっていますから、
ある領域、ある問題がどうしてもお子様にとって理解しにくいのなら、取り敢えず、分からせようと
する作業を一旦停止します。
理解できないのには、以前にお伝えしたように 5ランクあります。
①「まあまあ」
②「あとちょっと」
③「まだまだ」
④「もう少し前にもどって」
⑤「時期がきていない。すてる」
でしょう・・・か。
結論ですが、いつまでも 「分からない」 「理解できない」 ということは余りないです。
大抵の場合、ある日、前にも書きましたが、成長段階でその時が来たのか、(降りてきて・・・神様
がでしょうか。 もう時期だよ!・・・と)
今までやってきたことと回路がつながり、突然出来るようになる時がきます。
各小学校の合格点が何点かは勿論○秘です。 出題は広範囲ですし、過去問から推察できた
としても、当然ながら、同じ問題は出ません。
ですが、大体この位取れれば「合格」ライン、 少なくとも、「補欠」にはなれるかな?という
大まかな出来栄えがお子様方の普段の成績から推察して分かる時、 「できるお子様でも…」
この位しかできなかったから、 多分難しかった・・・であれば、7~8割程度のできで良いかもしれ
ない…と考えられる。 成蹊などは、常に、難問を多く出題しますから、時には、10問あるうち、
6問できていれば・・・・という年もあると予想されます。
でも、多分ですが、半分では??たとえ、他の領域を頑張ったとしても「合格」は難しいかな?と
思われるボーダーラインかな?と推察されます。
反対に易しい問題がほとんど…の場合は、「すごく易しかった。全部出来たと思う」のような
発言が多くのお子様から発せられた時は、多分合格ラインは9割近くになっているかも
しれません。 「満点を取れた!」(入学テストで満点を取れるお子様は
いらっしゃらない?)と思って丁度良いくらいで、 合格ラインに乗れると思います。
以上のことから、
①難しい問題は、7~8割出来れば良い。
②易しい問題は、絶対に取りこぼしがないように、確実に点数を取る。
事を鉄則にするば、家庭学習でも、お父様やお母様があまり「かっかしない」で済むのでは
ないでしょうか。
但し、その事に加え、
1)指示を最後まできちんと聞いているか。
2)答えの導き出し方はどうなのか。(印を付けて数えているのに、数え間違いを
していないか、線を引いたり、○で囲んでいるのに、3人で分けた「3」なのか、
3つずつの「3」のことなのかを、 分かって作業をしているか?etc.)
3)正解だが、回答場所が正しいか。
4)正解だが、回答方法が間違っていないか(○なのか、×なのか、色は? クーピーか、
鉛筆か etc.)
5)なるべく、きちんとした感じに回答できているか(○や×の書き方は? 自分で見直し
た時に分かりやすいような方法で記入出来ているか etc.)
は、見逃してはならない点です。
数量の問題は、幼児にとって難しいです。 数を数えられても、数の概念が分からない
と文章題は解けません。 「5」が 1と4、2と3、3と2,4と1 0と5 のことを、
色々に出題形式を変えてみて、回答がいつも正解であれば、理解する回路が
できたかも? です。 それを、「10」でも同じことです。 「10」の束が集まって、
「100」になることを習うのは学校に入ってからですが、小学校入試には、
そのことを理解しなければ解けない問題も多く出題されています。
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桐朋学園など、 「考えること」を習慣づけ、算数が分かるようになる教科書
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