しゃくやく…、イギリスを思い出します。お花っていいですね!
ある有名私立小学校の先生が、ご定年後、 多くの人がお花を見にいらっしゃる程の庭園を育
てられました。 今、しゃくやくが見頃だとか・・・。
私は、イギリスに6年程、住んでいました。 住んでいたサレー州(テニスで有名な
ウィンブルドンもサレー州です)
で、草月流の
<サレー草月 HANA-KAI>を立ち上げました。
なんとか、折角なのでイギリス社会に溶け込もうと、考えたのが、「いけばな指導」
でした。 生徒さんは、今の私ぐらいの年齢のイギリス人の方ばかりの中で、20代の私が、
なんとか、認めてもらえたのは、<日本の伝統を代表する生け花> の師範資格があること
でした。
主人のロンドン駐在が決まったので、無理を言って、その当時、草月流を習っていた者たち皆の
あこがれの的であった、勅使河原霞先生に、「イギリスに駐在する人のワイフとして行くので・・・」
と、突貫で、直々にご教授を受け、外国で指導ができる最低の資格をいただきました。
勅使河原霞先生は、インターナショナル生け花協会の中の講師の中でも、その当時、外国の
方に抜群の人気がありました。 先生はとてもおきれいでしたのですが、お生けになるお花は
ダイナミックで、でも、日本の良さを感じさせて・・・で、外国の方々の皆さまを魅了するもの
でした。
私がイギリスにいる間に、霞先生が、インターナショナル生け花協会の活動として、
サレー州にいらっしゃいました。 池坊、古流、その他、名だたる日本の生け花のトップのお家元
の方々の生け花のパーフォーマンスは、日本人として、お世話をすることができて、本当に誇りに
思える経験でした。
勅使河原霞先生は、残念ながらお若くしてお亡くなりになりました。
私のイギリスの生徒さん方のお嘆きようは、日本人の私にも及ばないものでした。
回顧録・・・・のようですね。
ロンドン郊外のキュー・ガーデンの芍薬、 ご覧になったら驚きます!!!
でも、教室に、毎週、木下花店・荻窪(いつもありがとうございます)から 500円のお花が
届きます。
今週のお花の素晴らしいこと!
ありがとうございます。 本当に素敵です。 S. Y